スイスのバーゼルで開催されたウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2013」にて、カシオ計算機は「バーゼルスペシャル」となる腕時計を4モデル発表。概要はすでにお伝えしているが、続報として現地で収めた実機の写真をお届けしよう。

「和の威厳」を表現したG-SHOCK「MR-G」特別仕様

シリーズ最高峰の「MRG-8100B」をベースに、日本古来の「甲冑」をデザインモチーフとして取り入れた特別仕様の「MRG-8130」。都市コードリングに18金を使用するなど各所にゴールドを配しているが、使う部分を厳選することで全体の印象を引き締めている。サイドボタンの再結晶ルビーが放つ赤の輝きも良いアクセントになっており、写真からも「甲冑」の雰囲気が伝わってくるのではないだろうか。

BASELWORLD 2013 - 今年のG-SHOCK「MR-G」特別仕様は"和の威厳"がテーマ

「MR-G」(ミスターG)らしい、がっしりとした高級感とプレミアム感がある。ゴールドの散らし具合が絶妙で、甲冑と言われると「なるほど~」とうなってしまう。2時側サイドボタンの再結晶ルビーも派手すぎず、とても良い雰囲気を出している(写真中央)。パッケージも特別仕様だ(写真右)

未来へ向かうG-SHOCK - 30周年記念モデルのバーゼルスペシャル

もう1つのバーゼル特別仕様G-SHOCKは、G-SHOCKの30周年記念モデルでもある「DW-6930BS-8JR」。型番からも分かるように、ベースモデルは定番中の定番「DW-6900」だ。未来をテーマにしたメタリックシルバーをボディカラーとして、文字盤にはヘアライン加工を施しており、全体が上品な輝きを見せる。

また、BASELWORLD 2013のカシオブースの入口には、この「DW-6930BS-8JR」をかたどった巨大なオブジェの姿が。にぶく光を発するオブジェが重厚感やタフネスを連想させ、BASELWORLD 2013の会場内でもちょっとした撮影スポットになっていた。このオブジェの制作背景やカシオブースについては、追ってレポートする。

BASELWORLD 2013 - カシオ、全世界5,000本限定のG-SHOCK 30周年記念モデル

メタリックシルバーのボディ、ヘアライン加工された文字板、フロントボタンとサイドボタンのミラー仕上げが、未来へ向かうG-SHOCKを表現(写真左)。裏ぶたには「G-SHOCK 30周年」のロゴを刻印(写真中央)。遊環にも、30年を表す3つのスターマークと「SINCE 1983」の文字を刻印している(写真右)

BASELWORLD 2013のカシオブース入口。「DW-6930BS-8JR」は、この巨大オブジェをモチーフにしているという。オブジェは日本の富山県で作られ、細かいパーツを1つ1つスイスのバーゼルまで運んだそうだ。制作はさる著名アーティスト。詳細は後日掲載のレポートで