北海道の沿岸バスは5月1日より、指定路線が乗り放題となる広域周遊きっぷ「萌えっ子フリーきっぷ」の新年度版(第5弾)を発売する。

萌えっ子フリーきっぷ1日券「千鳥かずも」

萌えっ子フリーきっぷ1日券「東雲もえる」

同きっぷは北海道北部・日本海オロロンライン沿線の10市町村の同社指定バス路線が乗り放題となる広域周遊きっぷで、1日券2種類と2日券、ワイド2日券各1種類。札幌市在住の漫画家兼原画師・佐倉はなつみ氏が描いた「萌えっ子」たちを券面にデザインしている。

1日券には、いずれも高校生という設定の「千鳥かずも」「東雲もえる」をデザイン。フリーエリア内の指定バス路線が使用開始当日限り乗り放題で、発売額は2,300円。羽幌沿海フェリーの天売・焼尻航路の運賃が1割引になるほか、沿線の協賛施設で提示特典が受けられる。2日券は使用開始当日より連続する2日間有効で3,200円。きっぷの効力は1日券と同じ。券面には、主任バスガイドという設定の「潮しずか」をデザインする。

離島や温泉に滞在する場合に適したワイド2日券は、使用開始日および使用開始日の翌々日のみ有効で、価格は3,200円。きっぷの効力は1日券と同じ。券面には、離島の小中学生という設定の「白浜ひばり&観音崎らいな」が浜辺で遊ぶ姿が描かれている。なお、いずれもフリーエリア内でも一部除外される系統がある。

「観音崎らいな」については、羽幌港連絡バス(沿岸バス本社ターミナル~羽幌フェリーターミナル間)の車体や、羽幌沿海フェリーの高速船「さんらいなぁ2」(羽幌~焼尻島~天売島間)の船体にもラッピングされ、それぞれ4月上旬より運行(運航)する。