ふ化してまもないペンギンのひな

口の大きさに合わせた道具で餌を与える

京都水族館では12月29日より期間限定で、特別展示「ペンギンの人工育雛(いくすう)」を開設する。

同館は種の保存のため、他館の協力により譲り受けたケープペンギンの卵のふ化に成功。現在、人工育雛を実施している。育雛とは、ふ化したひなを育てること。ケープペンギンは、通常卵が産まれてから35日程でふ化し、その後約90日で巣立つと言われている。巣立ちまでの期間は飼育スタッフが親代わりとなり、人工でひなを育てる。

ペンギンのひなに餌を与える様子などを公開

今回は12月15日にふ化したケープペンギンのひなを、期間限定で展示する。親代わりの飼育スタッフが餌をひなに与える様子や、体重測定の様子など、解説を交えながら公開。来館者の質問にも答えるという。また、ペンギンの自然育雛の様子を分かりやすく解説したパネルも設置する。

展示期間は2013年2月下旬まで(予定)。ただし、ペンギンの体調によっては展示しない場合もある。また、給餌時間はペンギンの体調や成長段階によって日々変更する。

同館営業時間は9時~17時。休館日はなし。料金は大人2,000円、高校生1,500円、中・小学生1,000円、幼児(3歳以上)600円。