総務省は28日、労働力調査(基本集計)2012年11月分の結果を発表した。これによると、11月の完全失業率(季節調整値)は4.1%で、前月に比べ0.1ポイント低下した。

就業者数は6297万人で、前年同月に比べ6万人の減少。減少は2か月ぶり。雇用者数は5559万人で、前年同月に比べ16万人増加した。主な産業別就業者を前年同月と比べると、「卸売業,小売業」「製造業」などが減少、「建設業」「医療、福祉」などが増加した。

就業率は56.7%で前年同月と同率。15~64歳の就業率は71.1%で、前年同月に比べ0.5ポイント上昇した。

完全失業者数は260万人で、前年同月に比べ21万人の減少。減少は30カ月連続。求職理由別に前年同月と比べると、「勤め先都合」が9万人の減少。「自己都合」は2万人増加した。

非労働力人口は4538万人で前年同月に比べ17万人の増加。増加は2カ月ぶりとなった。