女優の武井咲、俳優の松坂桃李が28日、東京・私立朋優学院高等学校をサプライズ訪問し、高校生500人の前で映画『今日、恋をはじめます』のプロモーションのほか、恋や将来の悩みに答える「課外授業イベント」を行った。

映画『今日、恋をはじめます』のプロモーションで、私立朋優学院高等学校をサプライズ訪問した武井咲(左)と松坂桃李

高校生の恋愛を描いた同作にちなみ、青春真っ只中の高校生たちのさまざまな悩みに、武井と松坂が答えるという今回のイベント。生徒たちからは恋愛、学校生活、受験などの質問が寄せられ、武井と松坂も真剣に答えていた。特に生徒たちをわかせたのが「好きになった人に相手がいたら?」の質問。武井が「わたし、奪う」と笑顔で答えると、その堂々たる返答っぷりに松坂は「肉食だねぇ~」と感心しきり。続けて、武井は「がんばっちゃうかもしれない。振り向かそうとアタックしてみる! 電話してみたりとか、一緒に遊んだりとか」と語り、「自分が好きなことは伝えるかもしれない、わたし、あなたのこと好きですって」と武井流の恋愛術を明かした。

ところが、別の生徒からの「2人の初恋と初めてのデートスポットはどこ?」には意外な展開が待っていた。先に松坂が「僕は中2です。地元が茅ヶ崎なので、女の子と自転車で江ノ島に行ったりしましたね」と語ると、武井は「わたし…あんまりないですけど…あの…うーん」と困惑気味。しばらくして、「小学校のときぐらいかな?」と初恋の時期を答えると、「デートをしたことがないんですよ」と意外な過去を明かした。生徒たちから「え~」と驚きの声が上がる中、武井の「だから…デートをしたい」に対して、質問した男子生徒が「じゃあ、僕としてくれませんか!」と突然の告白。すると、すかさず司会者から「それはお断りします!」と横槍が入ると、生徒たちからどっと笑い声が起きた。

12月8日に公開を迎える同作は、累計900万部を突破した水波風南の同名漫画の映像化作品。武井が演じた日比野つばきは、真面目で勉強だけが取りえの超地味系"昭和少女"。そんなつばきが高校入学式の当日、学校一のイケメン・椿京汰(松坂桃季)の隣の席になると、突然彼からファーストキスを奪われてしまう。そして、京汰の「彼女にする」という交際宣言に、つばきは猛反発。しかし、つばきは彼の隠された一面を見たことがきっかけで、徐々に惹かれはじめる。