田原総一朗、小林よしのり、宇野常寛、中森明夫、濱野智史が、AKB48の東京ドームコンサートDVD&Blu-ray Disc『AKB48 in TOKYO DOME ~1830mの夢~』の発売告知CMに出演していることが21日、明らかになった。

左から濱野智史、中森明夫、田原総一朗、小林よしのり、宇野常寛

今回のCMは田原総一朗が主導となり、「AKBにとって前田敦子は何だったのか」「なぜこのDVDなのか」という2つのテーマについて、真剣に討論を繰り広げるというもの。出演した5名はいずれも名うての論客で、濃密で白熱した議論は約1時間にも及んだ。

撮影を終えた田原は「とにかく、撮影がどうのこうのどうでもいい。おもしろかった!」と、相当新鮮だった様子。また、サブカルチャーやポップカルチャーの批評も得意とする宇野は「AKBを語ることって、すごく個人的なことなんですね。自分が推しているメンバーについての思い入れや公演、コンテンツに触れて感動したことについて語ることが、いつのまにか社会や世の中を語ることに自然につながっているというのがAKBのすごさではないかとあらためて思いました」とAKB48の魅力を再認識。このところ、AKB48に関する発言に注目が集まっている小林は「AKBのキーワードは"マジ"だから、そこをみんなで共有できるというのは楽しいですね」と白熱した議論を振り返っていた。

社会学者でAKB48の熱烈なファンである濱野は、12月7日に著書『前田敦子はキリストを超えた <宗教>としてのAKB48』を発売することでも話題になっている。濱野は「こんなメンバーで討論できて、前代未聞のCMなんだと思います」と満足気で、「非常に楽しかったですし、もっともっとやりたかったというのが率直な感想ですね」と名残惜しそう。一方、"オタク"という言葉の生みの親でコラムニストの中森は「AKBはグループじゃなくて、ファンもみんな“AKBする”っていう動詞のように、ガチになっちゃう」と独特の表現で説明。「CMであるということを忘れて本気の言葉で僕らは“AKBしてしまった”から、これは成功ですよね」とこちらもCMの出来栄えに自信を見せた。

このCMを見たAKB48グループ総監督の高橋みなみは「ライブDVDのCMで、しかもこんなテイストのは初めて見ました!」と感動をあらわに。「著名な有識者の方々が、AKB48について、熱く"ガチ"で論争してくださっていることに驚きましたし、とても光栄に思いました♪」と感想を語り、「皆さんがとても熱く語っていらっしゃるので、私もDVDそのものを早く見たいな、と思いました」とアピールした。DVDは11月28日、Blu-ray Discは12月19日に発売される。