人の顔を検知してピントを合わせる顔認識も搭載されている。カメラが被写体の顔を自動的に認識して、ピントを合わせながら追従。最大5人まで認識可能で、カメラが最も近いと判断した人物の顔を二重枠で表示する。「D600」などの一眼レフではピントのみの認識だったが、Nikon 1 V2は、露出やホワイトバランスも(最も近い顔に)合わせて調節してくれるのが便利だ。

フォーカスモードは一眼レフ以上の充実ぶり。普段はAF-Aにしておけば間違いない

AFエリアモードはオート、シングルポイントのほか、ターゲット追尾を選択できる

顔認識AFの精度も良好

連写も高速化された。AFを追従させながら最大15コマ/秒、1コマ目にAFを固定した状態で30コマ/秒または60コマ/秒の連写が可能。たとえば、こちらに向かって走ってくる電車やランナーを狙うなら前者、野球の試合でバッターボックスに入った選手の打撃シーンやゴルファーのショットなどを撮る場合は後者が最適だろう。

最高60コマ/秒の連写が可能。コンデジの機能を一眼のクオリティで実現!

連写を活用すれば、目押しでは困難なベストフレーミングをいとも簡単に手にすることが可能だ(拡大サンプルを見る:2,000×400ドット)

キットレンズの標準ズーム NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 には電源ボタンが付く。これを押し込んでレンズを繰り出すことで、本体側の電源レバーを操作しなくても撮影状態になる

内蔵フラッシュのガイドナンバーは、約6.3(ISO160・m 、20°C)、約5(ISO100・m、20°C)。照射角は10mm

内蔵フラッシュは、TTLのほかマニュアル設定も可能

外部マイク、HDMI端子、USB端子を装備

記録メディアはSD、SDHC、SDXCカード