2012年ミス・インターナショナルグランプリを受賞した吉松育美が8日、東京・お台場のヴィーナスフォートで行われた映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』の"シルク"コスチューム公開イベントに出席した。

映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』のコスチューム公開イベントとイルミネーション点灯式に出席した吉松育美

映画公開を翌日に控えたこの日、ラスベガスでしか見ることのできない7つの常設ショーから日本初公開の"シルク"コスチュームが届いた。本場ラスベガスでもシルク・ドゥ・ソレイユの公演を鑑賞したという吉松は、衣装を前に「先日の世界大会で私が着させていただいた衣装も世界で1つのオートクチュールドレスでした」とミス・インターナショナル世界大会を振り返り、「シルクの皆さんにとって、この衣装は実力以上のパフォーマンスを引き出すようなそんなパワーがあると思います」と自身の経験に基づいて解説した。

また、ヴィーナスフォートではシルクバージョンのイルミネーションを実施。館内合計34万球のLEDライトが、"シルク"で人気のショー「KA」でもおなじみの楽曲「LOVE DANCE」に乗せて、幻想的な世界を作り出す。カウントダウンの点灯式に出席した吉松は、「父はクリスマスが近づくと、毎年、家から庭までデコレーションをしてくれていました。クリスマスになるたびにそのことを思い出します」と幼少期の思い出を披露。ちなみに、今年のクリスマスの予定については「仕事仕事で」と昔のようにはいかないようで、「サンタクロースのお願いも考えとかないといけないですね(笑)」と笑顔で語った。

今後の目標について「自分自身がハッピーでいれば周囲を幸せにできると思うので、自分の人生を思いっきりエンジョイしたいです!」と目を輝かせる吉松育美。佐賀県鳥栖市出身の彼女は、小中学校の6年間はバレーボール、高校では陸上部で100mハードルと走り高跳びの選手として活躍。父・幸宏さんも陸上競技選手で、400メートルハードルで代表に選ばれていたものの、1980年モスクワ五輪を日本がボイコットし、出場の夢はかなわなかった。その父の夢を果たすため、吉松は世界を目指すことを決意。そして、2012年「ミス・インターナショナル日本代表」に選ばれ、世界大会に出場。日本人としては初となるグランプリを受賞した。

日本では11月9日、アメリカでは12月21日に公開を迎える同作は、第25回東京国際映画祭で公式オープニング作品としてワールドプレミア上映された。『タイタニック』『アバター』のジェームズ・キャメロンがプロデュースを行い、『シュレック』『ナルニア国物語』のアンドリュー・アダムソンが監督・脚本を担当。ラスベガスの7つのショーを背景に、映画オリジナルで作り上げた愛の物語を描き、人間の限界を超えた究極のパフォーマンスを3Dカメラで撮影した。