俳優の大泉洋と松田龍平らが出演する映画『探偵はBARにいる2』がこのほど、札幌市内でクランクインし、公開日も2013年5月11日に決まった。

映画『探偵はBARにいる2』

2011年9月11日に公開され、第24回日刊スポーツ映画大賞 石原裕次郎賞、第35回日本アカデミー賞作品賞含む7部門受賞と、その年の数々の映画賞を受賞した『探偵はBARにいる』がスクリーンに帰ってくる。酒好きで美人に弱く、すすきのと仲間を愛し、たとえ自分が傷だらけになっても依頼人を最後まで守る探偵役には大泉洋。地元・北海道が舞台、そしてコミカルで3枚目というキャラクターはハマリ役で、1作目は彼の代表作となった。そして、喧嘩はめっぽう強いがいつも探偵のピンチに遅れて登場するマイペースな相棒・高田役を松田龍平が引き続き演じる。

クランクインは9月25日の札幌。大泉は「僕のクランクインらしく、初日から雨になりました(笑)。のっけからスケジュールがずれたので、波乱含みのスタートといっていいのではないでしょうか。僕らしいですね! 気合は十分です」、松田は「緊張感は思ったよりない感じですね。前作で高田ってどんな人物だったかな?と。もう1回見ようかとも思ったんですけど、あえてつなげる必要はないかなと。また新しい作品をやるような気持ちで現場に入りましたね」とそれぞれ高いモチベーションで臨んでいるようだ。

シリーズ2作目となる本作は、ショーパブ従業員で探偵の友人・マサコちゃんが殺されてしまう事件から物語が展開する。前作との違いについて大泉は「前回よりももう少しロードムービー的な要素があるんです」と説明し、「そこでの友情じゃないけど、そういう楽しさがあるんじゃないですかね。なかなか大人になると車でそういう旅ってできなくなるじゃないですか」と魅力を語る。一方、松田は「前作を見た方はより想像できるシーンがたくさん出てるなと。高田の役は、原作ではそこまで描かれているわけではないので、高田のイメージをオリジナルで台詞回しとかをいろいろ考えて、そこに僕なりに提案できたらいいなと思ってます」と意欲を見せていた。

また、大泉にとってはちょっとしたサプライズがあった。「ちょっと探偵の激しいベッドシーンがあったので、驚きました。いよいよ、ベッドシーン!か、と」と念願叶ったはずだが、「私の意向ではなく、乱暴に入ってただけです」と戸惑い気味。「ハードボイルドな映画なのでストーリーと関係なく乱暴に入るエロスみたいなものがあったらいいですねとたしかに以前話していたのです。乱暴なエロスは高田にやってほしかったんですけど、また僕に入っちゃってましたね」と本意ではないことをアピールしつつも、「体は今、鋭意製作中です」と準備は万端のようだ。