パイオニアは10月18日、DJ向けヘッドホン「HDJ-2000-W」と「HDJ-1500-W」を発表した。発売はHDJ-2000-Wが12月下旬、HDJ-1500-Wが12月中旬。価格はオープンで、推定市場価格はHDJ-2000-Wが33,000円前後、18,000円前後となっている。

「HDJ-2000-W」

「HDJ-1500-W」

それぞれ、ブラックとシルバーのモデルが既発売の「HDJ-2000」および「HDJ-1500」のマットホワイトモデル。

HDJ-1500-Wの側面

いずれも迫力ある低音を再生する38μmの振動板と、幅広いレンジでバランス良い音を再現するCCAWボイスコイル、大口径50mmドライバーユニットを搭載する高音質モデル。ドライバーは強磁力希土類マグネットを使用。

HDJ-2000-Wは、イヤーパッドは密閉性が高く、制動性にも優れており、遮音性の向上とクリアな中高域再生を可能にした。また、本体には軽量・堅牢なマグネシウム合金が、イヤーパッドおよびヘッドパッドには合成皮革プロテインレザーと低反発ウレタンを採用することで、快適な装着感を実現している。

高い強度を誇るHDJ-1500-Wのヒンジ部やハンガー部

一方のHDJ-1500-Wも、イヤーパッドに低反発ウレタンを採用し、快適な装着感を実現したほか、DJプレイ時に力がかかる可動部のヒンジやハンガー部にマグネシウム合金を用いることで高い耐久性を実現している。なお、300~1,300Hzの中高域の遮音性を高めるため、小容積のチャンバー(空気室)を設け、「HDJ-1000」に比べて同帯域の遮音性が約4dB向上している。

主な仕様は次の通り。HDJ-2000-Wは、インピーダンスが36Ω、出力音圧レベルが107dB、再生周波数帯域が5Hz~30kHz、最大入力が3,500mW。HDJ-1500-Wは、インピーダンスが32Ω、出力音圧レベルが108dB、再生周波数帯域が5Hz~30kHz、最大入力が3,500mWとなっている。

重量はHDJ-2000-Wが290g、HDJ-1500-Wが285g(いずれもケーブル含まず)。

ケーブルとプラグの仕様は2モデル共通で、ケーブル長は片出し1.2m(カールコード)、プラグはステレオミニ(3.5mm)だ。