2012年4月より放送され、先日最終回を迎えたTVアニメ『氷菓』がローソン、そしてアサヒ飲料とタイアップ! 10月2日(火)~10月15日(月)の期間限定で、「アサヒ飲料×氷菓子×ローソン カンヤ祭」キャンペーンが実施される。

「アサヒ飲料×氷菓子×ローソン カンヤ祭」キャンペーンは10月2日よりスタート

本キャンペーンでは、期間中に対象のアサヒ飲料商品をローソンにて購入することでポイントが貯まり、獲得したポイントに応じて抽選で『氷菓』のオリジナルグッズがプレゼントされるというもの。TVアニメ『氷菓』に出演する声優陣のサイン入り台本をはじめ、「千反田家の桐製米びつ」「福部里志の黄色いマウンテンバイク」「伊原摩耶花の漫画家入門セット」など、登場キャラクターにちなんだ様々な景品が用意されている。

キャンペーンでは「米びつ」や「マウンテンバイク」などさまざまなプレゼントが用意される

クリアファイルや千反田えるのストラップなども注目

その中でも一際目につくのが「折木奉太郎のオリジナルブレンドコーヒー特製キャスター缶付き」。このアイテムは、原作小説の一節、「俺が知るどこの店よりも酸味を利かせたキリマンジャロの味がお気に入りの店だ」を含む奉太郎のセリフから着想されたものだという。

このコーヒーの味を再現する……。小説の文章をリアル化するという突拍子もないアイデアを実現するために、これまでに数多くのアニメコラボのブレンドコーヒーを担当してきたというコーヒーマイスターが、キリマンジャロをベースとした2種類のコーヒーをブレンド。そして、原作者である米澤穂信氏が直々にテイスティングを行って、「折木奉太郎のオリジナルブレンドコーヒー」の味を決定するという企画が行われた。

子どものころ、コーヒー豆にこだわった近所の店で大人たちがブラックで美味しそうにコーヒーを飲んでいる姿に憧れを感じたという米澤氏。当時はもちろん砂糖とミルクがたっぷり入ったものしか飲めなかったが、中高生のころからブラックで飲みだし、徐々にコーヒーの魅力に取りつかれていったという。

今回用意されたのは、キリマンジャロをベースとし、苦味、酸味を残しつつコクのある「A」、酸味を強調しつつもすっきりとライトな飲み口に仕上げられた「B」という2種類のブレンド。本キャンペーンのためだけのオリジナルブレンドということもあり、最高級のコーヒー豆を使用した、まさに原価を度外視した逸品だというコーヒーマイスターの話に耳を傾けながら、真剣な表情でテイスティングを行う。

まず「A」を一口。米澤氏の口から自然と漏れ出たのは「美味しい……」という一言だった。漂う香りを楽しみつつ、あらためてその味わいを確かめた米澤氏は、水で口を濯ぎつつ、「B」のテイスティングを始める。

同じキリマンジャロをベースにしながらもまったく異なる飲み口に「甲乙つけがたい」と頭を抱える米澤氏。あくまでも個人的な好みなら「A」だが、奉太郎が高校生であることを考えると、軽い飲み口の「B」のほうがふさわしいのではないか……。

米澤氏のテイスティングによって決定した「折本奉太郎のオリジナルコーヒー」は特製キャスター缶付きでプレゼントされる

結局、「高校生らしからぬところも奉太郎の魅力では?」というスタッフの助言にも後押しされ、「背伸びした感じもいいですね」と自らの好みと一致する「A」をチョイス。晴れて「折木奉太郎のオリジナルブレンドコーヒー」が決定した。

米澤氏の選んだ「A」は、ロブスタ種の豆を加えることでガツンとしたインパクトを与える飲みごたえのあるブレンドで、「砂糖やミルクを入れても味わいが負けない」とコーヒーマイスター。普段はブラックだが、仕事中はガブ飲みするため、胃が荒れないようミルクを加えるという米澤氏にもピッタリな本作は、キャンペーン限定の一品となっているので、お見逃しなきよう。

ここでは最後に米澤氏から『氷菓』に向けて語られたメッセージを紹介しておこう。

米澤穂信氏「『氷菓』という作品は一区切りつきましたが、彼らの生活はここで終わってしまったわけではありません。これからも学校生活を送っていきますし、その先の人生もあります。そういうところも含めて、今後も少しずつお付き合いいただければうれしいです。よろしくお願いします」。

「アサヒ飲料×氷菓子×ローソン カンヤ祭」の詳細は、ローソンのキャンペーンサイトをチェックしてほしい。

こちらは麻耶花のストラップ

また、今回のキャンペーンと連動して、LAWSON特典で「麻耶花のオリジナルストラップ」が当たるキャンペーンも10月2日より実施。Pontaポイント150Pで応募すると抽選で「『氷菓』伊原麻耶花」のローソン制服ストラップが300名にプレゼントされる。

『氷菓』ファンなら、えると麻耶花のストラップ両方を揃えたいところ。こちらも要注目だ。ローソン「Ponta」カードの詳細については、こちらのサイトにて。

(C)米澤穂信・角川書店/神山高校古典部OB会