3年ぶりのアルバム『テンペスト』をリリースするボブ・ディラン (C)BANG Media International

ボブ・ディランが、通算35枚目のニュー・アルバム『テンペスト』のリリースすることを発表した。

前作『トゥゲザー・スルー・ライフ』以来3年ぶりとなる本作は、ボブが1962年にリリースしたデビュー・アルバム『ボブ・ディラン』を発表してからちょうど50年目と重なり、記念となるアルバム。『テンペスト』はボブ・ディランの変名であるジャック・フロスト名義でセルフプロデュースを担当し、1912年に沈没したタイタニック号の悲劇をテーマにした14分の大作トラックも含まれるという。兼ねてから制作が発表されていた本作だが、ディランの楽曲を数多く手がけているロス・ロボスのデヴィッド・イダルゴは今年初めに、ディランのスタジオでのクリエイティヴな姿勢を称賛している。

「本当に素晴らしい経験だった。それに違うんだよ。それぞれ(のアルバム)が、全く別のアプローチからできていて、個性があるんだ。ボブがクリエイティヴな姿勢をずっと維持していることは、驚くべきこと。どうやってやってるのか分からないよ」と話している。デヴィッドは続けて、今回のボブの新作のレコーディングセッションでキューバやプエルトリコで人気のあるトレスギターなどの楽器を使って、ラテンアメリカ的サウンドを取り入れたと、明かした。

そんなボブは、自身のネヴァー・エンディング・ツアーで多忙を極めており、先日にはイギリスでのホップ・ファーム・フェスティバルや、スペインでのベニカシム・フェスティバルにも出演していた。

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