俳優の山田孝之とAKB48の大島優子らが11日、都内で行われた映画『闇金ウシジマくん』の完成披露試写会に出席した。

左から、崎本大海、新井浩文、大島優子、山田孝之、林遣都、やべきょうすけ、山口雅俊監督 拡大画像を見る

映画『闇金ウシジマくん』は、真鍋昌平の同名コミックを映画化したもので、2010年には実写版テレビドラマ(TBS系)が放送された作品。10日で5割という法外な利息でお金を貸すカウカウファイナンス社長の丑嶋(山田)は、安易に稼げる出会い系カフェに手を染める未來(大島)やセレブ願望のあるイベントサークル代表の純(林遣都)を冷徹非情な取立てで追い込んでいく――というストーリーで、8月25日から全国公開。

舞台あいさつには、山田、大島、林のほか、キャストの新井浩文、やべきょうすけ、崎本大海と山口雅俊監督が出席し、ドラマ版から引き続き丑嶋を演じた山田は「色んな視点があって、考えさせられると思う。皆さん、お金には気をつけて生きて下さい」とアピールし、「深夜ドラマの時から苦労してきたので、ここまで来れて感動的です」と感慨深げ。大島は「個性的で演技派の俳優さんたちに囲まれてプレッシャーはあったけど、監督が私も見たことがない表情を引き出してくれた」とほっとした表情を浮かべ、「濃いキャラクターが多いので、私を箸休め的な感じで観ていただけたら」と微笑むと、新井は「実は大島さんの大ファンなんです。せっかく会えると思ったのに、共演シーンを監督にカットされた」と不満げに明かしていた。

また、イベントでは、男性陣が"借金をするなら何を担保にするか"というお題を紅一点の大島に披露する企画も行われ、「半分くらい無くても大丈夫らしいから肝臓。腎臓でもOK!」(崎本)、「一番モテて楽しかったから、中学校の記憶をあげます」(林)とアピールすると、大島は「もらったらどうすればいいんですか!?」と苦笑い。結局、大島は「命名権。僕も大島優子になれる」とアピールした山田を選び、「私がほかの仕事をしていても、AKB48のコンサートに出てくれるんですか?」と問うと、山田は「出来ます!」と自信満々。山口監督は「ヘビーローテーションを歌って踊れるもんね」と山田の意外な一面を暴露し、観客を驚かせていた。