今回レビューした試用機のOSはWindows 7 Home Premium SP1、CPUは第3世代Intel Core i5-3317U(1.70GHz)と、メモリは4GB(最大8GB)、ストレージは500GB SATA HDD+32GB SSD、グラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphics 4000を搭載している。BTOによって、よりハイグレードなCPUやSSD、ディスクリートのグラフィックスカードを選択することもできる。

バッテリー駆動時間は最大11時間28分。製品の構成によって前後することもあるが、それでも丸一日たっぷり使用できることは間違いない。

これだけの駆動時間ならば、3Dグラフィックを多用するゲームをプレイするという用途でIntel Coreのi7プロセッサやディスクリートのグラフィックスカードを選択することはあっても、駆動時間をできるだけ確保するためにBTOオプション選択で悩む、ということはほぼないだろう。

ディスプレイパネルの上部には130万画素のWebカメラと、カメラをまたぐように左右にステレオマイクが埋め込まれている。本体左側面にはUSB 3.0ポート2個に加え、MiniDisplayPort、HDMI出力端子、ギガビット対応有線LANポートを備える。

やや見にくいが、カメラレンズの左右にマイクが配置されている

Ultrabook級のノートPCでは省かれることの多い有線LANポートが用意されているのは、セキュリティポリシーの都合上、無線LANを利用できないオフィス環境のユーザーにはありがたいところだ。そのほか、ネットワーク機能としては、IEEE802.11a/g/nに準拠する無線LANに対応し、低消費電力を実現するBluetooth 4.0を搭載している。

左側面に設けられている各種ポート。有線LAN対応はありがたい

一方、右側面にはヘッドセット用ミニジャックと、メモリカードスロットが配置されている。このメモリカードスロットは、使用していないときはダミーのカードをカバー代わりに取り付けることができ、側面のデザインにマッチするシームレスなデザインが施されている。

一見目立ちにくいが、メモリカードスロットもしっかり用意されている

トラックパッドについては、2~4本指のマルチタッチによるゼスチャー機能が利用可能だ。2本指で上下にスライドさせることによる画面スクロールや、ピンチイン・アウトによる拡大・縮小のほか、4本指を使ったアプリケーションの切り替えなど、利便性の高い快適な操作を実現する。これらのジェスチャー機能は設定でオン・オフを細かく切り替えられるため、慣れに応じて少しずつ有効にしていくのもよいだろう。

一見目立ちにくいが、メモリカードスロットもしっかり用意されている

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