富士通テンは11日、ホームオーディオ用スピーカー「ECLIPSE TDシリーズ」のスタンダードモデル「TD510」「TD508 II」をモデルチェンジし、「TD510zMK2」「TD510MK2」「TD508MK3」として2月上旬に発売すると発表した。1本の価格は、TD510zMK2が19万9,500円、TD510MK2が9万9,750円、TD508MK3が4万9,350円。TD508MK3用のスタンド「508DMK3」は2万6,250円。

左から、「508DMK3」「TD510MK2」「TD510zMK2」

ECLIPSE TDシリーズは、音が伝わる空気の動きの正確な再現を目指す「タイムドメイン理論」に基づいたホームオーディオシステム。ボーカリストの息遣いといった微細な音が聴こえるような「明瞭度」や、スピーカーではなく空間から聴こえるような「空間再現力」、音の立ち上がりやたち下がりを正確に再現する「スピード感」といった特徴を持つという。

今回リニューアルされた3製品は、新開発フルレンジスピーカーユニットを搭載し、入力信号に対する反応を向上させながら、周波数特性や能率も向上。また、エッグシェル・コンストラクション(卵形構造)の内部容積をアップして音域を拡大するなどの改良が行われている。

新たな支持構造も採用されて緻密な角度調整が容易になっており、TD510MK2とTD508MK3に関しては、天井取り付け時の角度調整範囲が拡大。さらに、スタンダードモデルとして初のスタンド一体型であるTD510zMK2も追加された。

TD510zMK2とTD510MK2のユニットはφ10cm、再生周波数帯域は42Hz~22kHz、能率は84dB、許容入力は25W / 50W(定格 / 最大)、インピーダンスは6Ω。TD508MK3のユニットはφ8cm、再生周波数帯域は52Hz~27kHz、能率は82dB、許容入力は15W / 30W(定格 / 最大)、インピーダンスは8Ω。