ブリヂストンは10日、雪国を除く地域の居住者で、車を月1回以上かつ雪道を年1回以上運転する男女に対して実施した「タイヤの安全に関する調査」の結果を発表した。

同社は、2011年3月1日に創立80周年を迎えたことと、日本自動車タイヤ協会(JATMA)などが推進する「タイヤの日」が4月8日であることから、毎月8日を「ブリヂストン タイヤセーフティーの日」に設定し、2011年3月から2012年2月までの1年間、毎月タイヤの安全に関する情報を発信している。今回の調査は、2011年10月14日~16日の期間に、全国の18~69歳のドライバー1,000人(男女各500人)を対象に、インターネット上で実施した。

同調査で、スタッドレスタイヤについている「プラットホーム」を知っているかと尋ねたところ、79%が「知らない」と回答。一方、「知っている」は21%にとどまった。

また、残り溝何%からスタッドレスタイヤとして使用できなくなるか知っているかと聞くと、「知らない」は71%、「知っている」は29%だった。

プラットホームとは、冬用タイヤとしての使用限度を示すサインで、新品タイヤが50%摩耗したことを示す段差のこと。プラットホームが露出した状態で冬道を走行した場合、氷上でのブレーキ性能が悪化するほか、雪路・シャーベット路での走行でスリップする可能性が高まるため、冬用タイヤとして使用することが不可能となるという。

同社は、スタッドレスタイヤについてもシーズン途中の定期点検が重要であるとし、月に1度のタイヤ点検を推奨している。