さあ大掃除を始めよう

ついに迫った年末年の瀬。仕事も佳境に入る中、新年を迎える準備もしなくては……! とかなり忙しい日々を過ごされている方も多いのではないでしょうか。仕事を持つ私もその一人。なぜこの忙しいときにいろいろやらなくちゃいけないのか。と思わず愚痴ってしまうほど、年末にやるべきアレコレって多いですよね。

年末にやるべき一番面倒臭いイベントといえば、そう、大掃除です。忙しくなればなるほど「もう今年はいいかな……」と思いはじめ、「でもやっぱりなぁ、風水的にも良くないらしいし……」などとこじつけ腰をあげる、というのが毎年の私でした。

しかし今年の私はちょっと違います。なぜなら、先日「DC36 ダイソン カーボンファイバータービンヘッド」をゲットしたからです。

6種のノズルを使い分けてLet's大掃除!

掃除機一台変わったところで何が変わるのかと思われるかもしれませんが、コレが大違い。強力な吸引力と、6種のノズルを使い分けることで、これまで大掃除で手間をかけていた部分がかなり短縮できるはず。そう、私が立てた今年の目標は「一日で大掃除を終わらせること!」なのでした。

大掃除の前に片付けよう

大掃除を一日で終わらせるために、最も重要なことは、少しでも障害物をなくすこと。物を片付けながらの掃除は、時間のロスになります。実は私もモノを捨てられない、片付けられない人なのですが、日ごろから友達から伝授した「片付け心得5カ条」を心がけ、整理するようになってからというもの、人並みになったような気がしています。

☆片付け心得5カ条

・一年使わなかったものは今後も使わないので捨てるべし

・洋服はクローゼットへ、など必ず場所を決めて収納すべし

・出しっぱなしはインテリアにあらず

・使ったものは必ず元の位置へしまうべし

・買い置きは決めたスペースに入るまでと心得よ

わが家の掃除はエコに徹する

ホームセンター等に行くと、用途別の洗剤をはじめ、便利そうなお掃除グッズがたくさん並んでいますよね。でも残念ながら、私は、ゴム手袋をしていても強力な洗剤を使うと顔や手がぼろぼろに荒れてしまうのです……。 そのため、ここ数年私が使用しているのは「重曹」と「クエン酸」。肌や環境にやさしい上、ひどい油汚れから手あか水あかなどの汚れもキレイにできる、わが家では掃除に必須なアイテムです。

なお、クエン酸は薄めた酢でもOK。私は掃除中に酢の香りがするのが苦手なので、クエン酸を使っています。ぬるま湯で薄めたものをそれぞれスプレーボトルに入れておくと使いやすいですよ。

掃除の強い味方、重曹とクエン酸

●重曹水

250mlのぬるま湯に大さじ1杯の重曹を溶かす。アルカリ性のため、あらゆる汚れに対応し、消臭効果もある(アルミ素材のものは黒ずむので注意!)。汚れに応じて濃い目にする。

●クエン酸水

250mlのぬるま湯に、小さじ1~2杯のクエン酸を溶かす。酢を使う場合は、1:1の割合で薄める。ポットのカルキ汚れなど、頑固な水あか汚れにも対応。重曹を使用した後の中和や、消毒効果もあり。(酸性のため、塩素系の洗剤との併用NG。塩素ガスが発生するので危険です)

※いずれも、目立たない場所で試してから使ってください。素材によって色落ちなどが起きる場合があります。

重曹もクエン酸も料理にも使えるものですし、ドラッグストアやホームセンター等で簡単に手に入ります。レモンやオレンジ系のアロマオイルを一滴落とせば、より気持ちよく掃除ができるんです。オールマイティーに使える上、アレコレ洗剤を買いそろえるよりもリーズナブルなので、ぜひ試してみてくださいね。

掃除の基本、まずは高いところから

それでは大掃除スタート! ホコリは下に落ちるので、掃除をするときは高いところから攻めるのがセオリー。でも掃除を始める前に、特に汚れがひどく取り外しできるところは、すべて外して重曹水につけておきましょう。

今回攻めたのはレンジフードをはじめとしたキッチン周りです。ゴミ袋に60度ぐらいのお湯を入れて、洗濯洗剤用のスプーン2~3杯程度の重曹を溶かしたら、換気扇のフードやガス台の五徳、トースターの下皿などをポチャンとつけておきます。ゴミ袋を使うことで、シンクへの汚れ移りを最小限にする作戦です。

取り外せない場所は、重曹を溶かしたぬるま湯をキッチンペーパーに含ませ、軽く絞って張りつけておきました。ラップを張るとより効果的です。

そうやって汚れを浮かしておいて、まずは高いところからのお掃除です。

高いところのホコリ取りはDC36におまかせ

天井にもピタリと吸い付いて汚れを取るタービンヘッドと強い吸引力で、広い天井掃除もラクラク。

ヘッドをソフトブラシツールに付け替えれば、ランプシェードのホコリも傷をつける心配なくお掃除できます。吸引力が強いから、掃除中にホコリを浴びてしまう被害もなし! すっきりホコリを吸い取ってくれました。

高いところのホコリ取りがすんだら、本棚の上やランプシェードなど、天井付近の拭き掃除をしましょう。あらかじめ作っておいた重曹水を吹きかけ、雑巾で拭き取ります。油系の汚れはたいていこれですっきり。

ゴシゴシする必要もありません。タバコを吸うご家庭の場合は、クエン酸水で黄ばんでしまった部分を拭き掃除すると綺麗にヤニが落ちますよ。仕上げの水拭きは重曹の粉が残らないようにしっかりと!すると、見違えるほどキレイになりました。

白い棚についた油汚れや手垢、ヤニもすっきり

面倒なひどい汚れは重曹パワーでゴシゴシいらず

天井や高い場所の掃除が終わる頃には、さっき重曹水につけておいたレンジ周りの汚れも浮いているはず。先にレンジフードの掃除を終えたら、ビニールの端をちょんと切って汚れた水を抜き、つけていたパーツを洗います。

ほとんどの汚れはスポンジで擦る程度でするっと取れると思いますが、しつこい場合は重曹の粉に少しだけ水を足して練った「重曹ペースト」で磨いてみてください。重曹の粒子がクレンザー替わりとなって、より汚れが落ちやすくなります。

ガスレンジ周りを洗ったら、シンクもついでにキレイにしてしまいましょう。重曹水で磨いた後、仕上げにクエン酸水をかけてキレイに流してしまうか、ていねいに水拭きしておきましょう。

汚れが酷い場所には、重曹を洗い流す前にクエン酸スプレーを吹きかけると発泡するので、さらに汚れが浮き上がりますよ。この手は排水口にも使えます。

重曹を粉のまま多めにふりかけ、湯に溶かしたクエン酸水をかけると、ヌメりが取れるだけでなく、嫌な匂いも取り除いてくれるんです。

冷蔵庫をはじめその他の棚、窓や網戸なども、重曹水からのクエン酸水、そして水拭きのコンボで、気になる黄ばみや汚れがすっきりとキレイになりました!

1995年製のトースターもこのとおり!

靴箱やベッドの下はDC36が大活躍!

拭き掃除が終わったら、再びDC36の出番です!

まずは靴箱。重曹の粉を靴をどかした靴箱の中にまいてからDC36で吸い込めば、あの嫌な匂いも砂汚れごとさようなら。絨毯にも重曹をふりかけてから掃除機をかけると、消臭効果があるのだとか。お好みのアロマオイルで重曹に香りをつけると、より幸せな気分になれます。

狭いところはお任せ!DC36のフレキシブルすき間ノズル

さらにノズルを使い分け、タンスの後ろやベッドの下など、細かい部分もDC36に活躍してもらいます。去年までは布を巻いた棒などで掃除をしていた場所も、DC36のフレキシブルすき間ノズルのお陰で、楽に掃除ができました。最後に床も、よりていねいに掃除機をかければ……。

大掃除、終了! 重曹とクエン酸、そしてダイソンの掃除機DC36のおかげで、なんとか年末最大の敵を1日で攻略できました!