女優の吉井怜と俳優の木下ほうかが3日、東京・池袋のシネマ・ロサで行われた映画『寄性獣医 鈴音 EVOLUTION』の初日舞台あいさつに出席した。

映画『寄性獣医 鈴音 EVOLUTION』の初日舞台あいさつに立った吉井玲 拡大画像を見る

清楚な白いロングワンピースで登場した吉井は体当たりで挑んだアクションシーンを振り返り「ワイヤーアクションをやらせていただいて、飛んでる感じは快感でしたね…吊られたのは楽しかったです!」と撮影を振り返った。

同作は、1,500万ダウンロードを誇る人気WEBコミックの映画化作品で、獣医であり寄生虫の専門知識を持つ美少女ドクター・鈴音が、謎の寄生虫をせん滅するために戦うエロティック・サイエンス・アクション。先駆けて公開された第1弾『GENESIS』では人間に取り憑き宿主を発情させてしまう寄生虫を駆除すべく戦い求めた鈴音。今作では、鈴音が見知らぬ廃工場で目覚める場面から物語が始まり、性欲によって凶暴化した女たちが巣食う建物から脱出を試みる。

共演の神楽坂恵は体調不良で欠席したが、主人公・鈴音を演じた吉井は「EVOLUTIONではいろんな展開が繰り広げられるので楽しみにしてください」とニッコリ。金田龍監督も「アクションシーンの稽古が2日間だけだったんですよ、その2日間でカンというかセンスというものをつかんじゃった」と絶賛した。

親代わりに鈴音を育てた役の木下は「子供のころは可愛らしいのに、大人になるとすごく生意気。育て方を間違えたかな」と笑うと、吉井も「私自身も反抗期を越えて、すごく(親と)気安く話すようになったのでその部分が出たのでは」と笑った。また、初日に重要なシーンを撮影したという木下は「僕にとって一番しんどい場面でした。ちょっと困ってるという泣き言を言って吉井さんと撮影前に打ち合わせをしたんです」と苦笑い。プロデューサーを含め4人で打ち合わせをしたということで「4Pです」とブラックジョークで会場を笑わせた。

力を入れたというアクションシーンに監督は「本人でできるところはなるべく長回しで本人にやってもらおうというかなり無茶なことをやってもらいました。でもその効果というが確実に出てると思います」と自信をのぞかせた。最後に吉井は「スピーディーな展開でみなさんがどう思うのか。なにかひとつ持って帰っていただけたら嬉しく思います」と結んだ。