PCの入力デバイスといえば、多くの人にとって昔も今もマウスとキーボードが中心的だろう。これらの機能を、手のひらサイズで軽くて薄くて小さな1つのデバイスで実現したのが、バッファローコクヨサプライの「OPAir」(オペア)だ。使い方と操作性をメインに紹介していこう。

「OPAir」。本体カラーとして、レッド、ブラック、ホワイトが用意されている。今回はレッドモデルを試用

昔から、筆者は入力デバイスが大好きだ。正統派のマウスとキーボードはもちろん、ゲームコントローラーや、キワモノ系のマウスなども、目に止まるとついつい買ってしまう(値段しだいだが…)。当然のように、OPAirも発表当初から注目していた。1台でマウス機能とキーボード機能、しかもワイヤレス、軽くて薄くて小さいなど、これで心が躍らないワケがない。PCのゴロ寝使いに最適ではないか?

幸運にしてOPAirを試用する機会をいただいたのだが、一見した感想は…「どう使うのかサッパリ分からない」

というわけで、OPAirの基本スペックと外観からチェック。

手が小さい人でも持ちやすい本体サイズ。逆に手が大きいと使いにくい場合もあるが、それは後述。右の写真は、NTTドコモのスマートフォン、MEDIAS「N-04C」と並べてみたところ

「OPAir」の本体サイズはW54×D15×H103mmで、小さめの携帯電話くらいだ。重量は44gと軽く、電源の単4乾電池×2本を含めるとだいたい70g前後だが、それでも軽い。無線方式は一般的なワイヤレスマウスと同じ2.4GHz帯となり、単4乾電池×2本の想定使用可能期間は24日、電波到達距離は非磁性体で約10m、磁性体で3mとなっている。手に持って使うデバイスで「非磁性体」や「磁性体」というのも変な話だが、あくまでスペック上の記載なので深く考えないことにした。

側面の電源スイッチ。電池残量が減るとバッテリ減少表示ランプが点灯。5分間何も操作しないと自動でスリープモードになる

電池は背面のカバーを開いてセットする。上部の黒いボタンがペアリングに使うコネクトボタン

レシーバーの収納口。使用しないときはレシーバーを装着しておける

レシーバーをノートPCに挿した状態。USBポートからの出っ張りは、実測で12mmくらい。OPAirをノートPCで使ってもあまり意味がないが…

小型レシーバーのインタフェースはUSBだ。これをPCのUSB端子に挿して、付属のCD-ROMからドライバをインストールすれば、OPAirが使用可能になる。対応OSはWindows XP/Vista/7だ。レシーバーはOPAir本体に収納でき、ストラップホールのような突起があるので、何かしらのストラップをつけておくと着脱しやすい。

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