例年より早く梅雨入りしている日本列島だが、これから徐々に気温が上がり、ムシムシと暑い日々の到来となる。そこでここでは、冷製パスタを紹介。ひんやりとおいしい仕上がりなので暑さ対策にもなり、夏の電力不足に備えた節電にもつながる。涼味満点の料理で材料代も抑え目。これからの時期に大活躍することだろう。

レシピ考案者プロフィール

マイティ
節約料理研究家・日本ソムリエ協会認定ソムリエ
東京都在住。都内の人気料理店で店長を務めたのちに結婚。2004年に趣味の節約を生かして、節約料理のブログを開設。「節約は明るく楽しみながら」をモットーに、愛する家族のため、節約しつつも安くてリッチな献立作りに励む。料理以外にも公共料金の節約術、ハンドメイドなどを公開したブログ『1ヶ月2万円の節約レシピ』が人気を集めている。節約をテーマとした雑誌やテレビ出演も多数。

「ホタテと塩昆布の冷製パスタ」材料代(1人分)233円

麺が細めのカッペリーニを使った冷製パスタは喉越しもよく、食欲が減退しがちな暑い時期にもぴったり。今回は塩昆布と粉末かつおで手軽に旨みをプラス。さらに、ホタテとレモンの酸味で爽やかなおいしさとなっている。

材料(1人分)
カッペリーニ(0.9mm使用) 80g / ホタテ貝 2枚 / カイワレ 適量 / レモン 1/8カット
A(塩昆布 3g / 粉末かつお 小さじ1/2 / サラダ油 大さじ1 / レモン汁 大さじ1 / 塩 適量 / ブラックペッパー 少量)

つくり方

  1. 沸騰した湯に塩を加え、パスタを表示時間通りに茹でる。茹で上がったら冷水でしめ、ザルにとって水気を切る。

  2. ホタテ貝は殻から外し、肝とひもを取る。貝柱は食べやすい大きさに切っておく。

  3. ボウルに1、2、Aの調味料を加えて1のパスタと絡める。皿に盛り付け、カイワレ、カットレモンを添える。

ホタテの肝とひもの部分は取り除き、貝柱を切る

「昆布と粉末かつおが旨みをプラスすると共に、レモンの苦みを消して酸味を穏やかにしてくれています。このおかげで爽やかで食べやすい味わいに仕上がっています。魚貝を使っているので、キリッと冷えた白ワインともバッチリ。ホタテの肝とひも部分は捨てずに、スープに入れたり甘辛く炊いてお召し上がり下さい」(マイティさん)。


注1 食材代は東京都内にあるスーパーの底値を基準に計算しています。
注2 米や基本的な調味料は材料代に入れていません。