公開初日を迎えた映画『プリンセス トヨトミ』の舞台あいさつが28日、都内で行われ、堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、中井貴一、沢木ルカ、森永悠希、鈴木雅之監督が出席した。

映画『プリンセス トヨトミ』の舞台あいさつに出席した綾瀬はるか 拡大画像を見る

舞台あいさつには、キャストや監督のほか、サプライズゲストとしてアイルランドから来日中の女性4人組ユニット、ケルティック・ウーマンが登場。主題歌『Princess Toyotomi~永遠の絆』を披露して幕を開けた。

"鬼の松平"の異名を持ち、一切の妥協を許さない会計検査院調査官の松平元を演じた堤真一は「神聖な歌の後に僕らが出てもいいのかなと思えるほど素敵な歌声ですよね」とその歌声に感嘆し、「熱い熱い夏の撮影だったのですが、皆さんの前でようやく披露でき、本当に幸せに思っています」と喜びを語った。

父と子、人と人の絆を深く描いた本作にちなみ、父親との思い出をMCから聞かれた綾瀬はるかは「お父さんが会社に行くときに家族で見送っていましたが、車で足を踏まれたことがあって。ゆっくりだったので痛くなかったです」と発言。綾瀬の"天然"ぶりに登壇者をはじめ、観客からも笑いが起こり、中井は「素晴らしいお父さんですね」と苦笑いだった。

『鴨川ホルモー』や『鹿男あをによし』などで人気を博しているベストセラー作家、万城目学の小説『プリンセス・トヨトミ』(文春文庫刊)を、『HERO』の鈴木雅之監督が映画化した本作。"大阪が全停止した"という奇想天外な設定から物語がスタートし、東京から大阪にやってきた松平元(堤真一)、鳥居忠子(綾瀬はるか)、旭 ゲーンズブール(岡田将生)ら会計検査院調査官が、400年もの間に"あるもの"を守り続けてきた男たちとの攻防を描く。

綾瀬の"天然"キャラも定番になりつつある?

中井(左)、堤(中央)ら共演者たちも破顔