マスミューチュアル生命保険はこのほど、募集代理店への支援体制強化を目的に、新たな営業支援ツールとして多機能情報端末「iPad」を本格導入し、営業担当者へ一斉配布すると発表した。

同社は、製販分離の考えのもと、保険募集を外部募集代理店へ全面委託し、営業担当者は募集代理店への販売支援に注力している。この支援体制を強化するため、2010年7月よりiPadを営業支援ツールとして導入することを試行した上で、今回の本格導入を決定した。

営業担当者がiPadをプレゼンテーション・ツールとして活用することにより、商品内容や提案手法の理解を促進させることが可能という。また、インターネット経由で最新情報を常時提供することができるため、募集代理店担当者との関係強化に役立つことが期待できるとのこと。

加えて、営業活動の隙間時間を有効利用した活動報告や音声会議を、場所を選ばずに行うことが可能となり、社外活動が中心である営業担当者の生産性向上も見込まれる。さらに、各種販売促進資料や会議資料などをペーパーレス化することで、紙資源の保護にも貢献するとしている。