JR九州はこのほど、九州新幹線800系電車の車体に描かれているシンボルマークを変更すると発表した。列車名「つばめ」の文字が入ったマークを取りやめ、「800」の文字を図案化したマークと、つばめのイラストをあしらったマークに改める。

九州新幹線800系電車

新しいマークは車両型式の「800系」と全線開業する「九州新幹線」を図案化。「800系」マークは数字の800を力強い直線と鋭角で表現し「KYUSHU SHINKANSEN 800」の文字が入る。「九州新幹線」マークは「INTERCITY KYUSHU KYUSHU RAILWAY COMPANY KYUSHU LIMITED EXPRESS」の文字で円を描き、羽ばたくつばめを図案化。下部に「THE KYUSHU SHINKANSEN」の文字が入る。

新しく掲出されるマーク。「つばめ」の文字は消えても、つばめマークの伝統は残った

新マークの掲出位置

800系電車は九州新幹線新八代 - 鹿児島中央間の開業と同時に登場した車両。同区間の列車名が「つばめ」に統一されため、車体に「つばめ」「TSUBAME」の文字が描かれていた。しかし、2011年3月に九州新幹線が全通すると、800系は各駅停車型の「つばめ」だけではなく、急行運転型の「さくら」にも使用されるため、「つばめ」の文字掲出を取りやめるとのこと。

もうすぐ見納めになる「つばめ」文字

(画像提供:九州旅客鉄道)