今年9月に人気アイドルグループ・AKB48を卒業した小野恵令奈が3日、都内で、写真集『えれぴょん』とDVD『卒業~AKB48・小野恵令奈4年半の真実~』(いずれもワニブックス)、出演映画『さんかく』DVD(ワーナー・ホーム・ビデオ)の同時発売記念イベントを行った。

写真集&DVDの発売記念イベントを行った小野恵令奈 拡大画像を見る

女優業に専念するため、約4年半在籍していたAKB48を今年9月に卒業。この日のイベントを最後に芸能活動を一旦休止し、近日中に海外へ語学留学に向かうが、「チキンで何もできなかったわたしが泣かなくなって、内面も成長しました」とデビュー当時を振り返り、「必ず早いうちに戻ってくることを誓うので、温かく見守ってほしい。さよならではないので、見捨てないでください!」とファンに切実なメッセージを送った。

高岡蒼甫主演の映画『さんかく』で初のヒロインを務めたことをきっかけに、アイドルから女優への方向転換を決意したという小野。「女優になりたいと思わせてくれた大きな一歩になった作品。演技にも注目してほしい」と思い入れの強さをアピールすると、報道陣からあらためて海外留学の必要性を指摘され、「元々外国が好きで、演技の幅を広げるためにも英語は大事だと思った。バカだから現地に行って触れ合った方が身に付くかなって(笑)」と心境を告白。「憧れの"女優"はジョニー・デップ! いつか共演できるぐらいビッグになりたい」と天然コメントで大きな夢を掲げ、笑いを誘った。

また、「かけがえのない家族のような存在」と話すAKB48での活動を総括した同写真集について「自分の成長アルバムのようですね。改めて卒業を実感しました」としみじみ。新曲『Beginner』がミリオンヒットともいわれるAKB48の大躍進を前に「未練はない?」と報道陣から問われると、「自分のことのように嬉しい」とやんわり否定した。自身の夢を選んだ小野は「AKB48と共に成長できたら」と期待を胸に笑顔を見せていた。

約4年半の活動の軌跡から最新撮り下ろし写真、インタビューまでを収めた写真集『えれぴょん』、さらに書き下ろしショートムービーも収めたDVD『卒業~AKB48・小野恵令奈4年半の真実~』、初ヒロインを務める映画『さんかく』DVDは発売中。