【FX テクニカル クロス円】ポンド円

出遅れ感のあったポンドだが、ここにきて買い戻し基調が強まりつつある。129円ミドルまで上昇後、反落したポンド円だったが、128.09(フィボナッチ38.20%戻し)ですぐに切り返したことを考えるなら、未だポンド買い基調は継続している可能性が高い。

ただ、130.00の心理的ラインを目指すにはいくつかのレジスタンスポイントを突破する必要がある。

まず浮上するのが、129.38(10月28日高値)。前回指摘した129.24(10月21日高値)は何回か突破していることから、レジスタンスとしての圧力は弱まっていると考える。そうなると、すぐ上の129.38が意識されるか注目したい。更にこのレジスタンスポイント(129.38)とクロスするように短期レジスタンスラインが位置していること、129.50のポイントが控えていることを考慮するなら、10月27日同様129.38-129.50がレジスタンスゾーンとして意識される可能性もあろう。

また、129.50を突破しても129.61(10月27日高値)が129.67レベル(ピボットポイントR1)と共に意思され、再度ポンド円の下落を演出可能性もある。 逆に上記のレジスタンスポイントで上値を抑えられた場合は、128.09(フィボナッチ38.20%戻し)でのダブルボトム形成が注目される。このレベルで再度反転するようなら、短期レジスタンスライン突破の流れは継続する可能性が出てくるが、下抜けるようだとレンジが切り下がり、127円台を中心とした攻防へと移行する可能性が出てくるからだ。

ポンド円 1時間足