【FX テクニカル クロス円】豪ドル円

短期サポートラインをブレイクした後、このラインが一転してレジスタンスとして意識されている。それに加え、81.83(10月7日高値)を起点にした短期レジスタンスラインも豪ドルの上値を抑えており、しばらくは軟調な地合いとなる可能性も出てきた。

更に注目したいのが、200日移動平均線の動向だろう。今まで80.00に位置していたが、今日現在で79.96と下落している。豪ドルが反発しても、上記レジスタンスラインだけでなく、200日移動平均線と80.00の心理的ラインが、レジスタンスゾーンとして意識される可能性も考慮した方が良いか。

一方、下値ポイントを探ると、まず79.00のラインが浮上する。10月19日、20日そして27日とこのラインを割り込む場面は見られたものの、ローソク足ベースではかろうじて79円台を維持している。特に昨日は長い下ヒゲと出しての反発となっており、このライン付近での豪ドルの底堅さがあらためて確認できたかっこうだ。

ただ、80.00レベルでのレジスタンスの多さを考えるなら、89日移動平均線までの下落を想定しておきたい。9月9日に豪ドルをサポートして以降、一度も破られたことのないこの移動平均線が再び豪ドル反転のきっかけとなれば、89-200日移動平均線をレンジとした相場へと移行する可能性が出てくるからだ。

逆に破られた場合は、調整ではなく、豪ドル売りへとトレンドが変化したシグナルとして捉える必要も出てくるのではないか。

豪ドル円 日足