トレンダーズは、2010年10月1日から始まるタバコの値上げを前に、喫煙者・非喫煙者を対象に、「分煙・禁煙に関する意識調査」を実施した。同調査は9月13~14日、30~49歳の男性500名(喫煙者143名・非喫煙者357名)を対象にインターネット上で実施された。

タバコの増税に賛成か反対か尋ねたところ、喫煙者の73%が「反対」と回答。その理由としては、「値上げ幅が大きすぎる(45歳)」「出費が多くなる(37歳)」といった金銭的な理由が大半を占めた。ただし「タバコをやめるきっかけになる(42歳)」という理由から「賛成」と回答した喫煙者も7%に上った。一方、非喫煙者は75%が「賛成」と答えた。理由としては、「税収が多くなる(42歳)」「喫煙者の健康を考えて(41歳)」「喫煙者のマナーが気になる(48歳)」といったものが挙げられた。

施設の「分煙・禁煙」に対する意識を調査したところ、最も多かったのは「分煙にした方が良い」で61%。続いて「禁煙にした方が良い」が37%という結果となり、「自由に喫煙できる方が良い」と答えた人はわずか2%にとどまった。

喫煙者に限っても、「自由に喫煙できる方が良い」と答えたのは4%となり、90%が「分煙にした方が良い」と回答している。その回答理由としては、「吸わない人に迷惑だから(48歳)」の他に「他人の煙が気になる(32歳)」というものも多く、喫煙者も「他人のタバコの煙は不快」と感じている人は多いようだ。

分煙・禁煙が進んでいないと感じる施設について、圧倒的に多かったのが「パチンコ店」で75%。続いて「居酒屋」(62%)、「バー」(32%)、「ゲームセンター」(32%)、「カラオケボックス」(27%)の順となった。

また、「タバコの煙が気になって『入りづらい』と感じる施設は? 」と聞いたところ、最も多かったのはやはり「パチンコ店」で50%、続いて「居酒屋」(21%)、「ゲームセンター」(15%)の順となり、非喫煙者に限っては60%もの人が「パチンコ店はタバコの煙が気になって入りづらい」と回答している。