9月27日にスタートする次期連続テレビ小説『てっぱん』(NHK総合ほか)の第1週放送分が完成し8月31日、NHK大阪放送局で行われた試写会にヒロイン役の瀧本美織が出席した。

27日にスタートする『てっぱん』をPRするヒロイン役の瀧本美織 拡大画像を見る

第1週は、広島県尾道市で生まれ育った高校3年生のヒロイン・村上あかり(瀧本)が、ひょんなことから実の祖母(富司純子)と対面し、自分が村上家の養女だったことを知るエピソードが描かれる。劇中では、瀧本が3カ月間特訓したというトランペットの腕前を披露するほか、セーラー服姿のまま尾道の海に飛び込むなど体当たりの演技を見せ、明るく一本気なヒロインを元気いっぱいに演じている。

試写を終えた瀧本は「最初のタイトルバックに(スタッフや共演者の)みなさんの名前が出て来るのを見て、たくさんの方に支えられてるんだととめどなく涙が溢れてきました。と感無量の様子。第1週は5月のクランクイン直後に撮影された尾道ロケのシーンがふんだんに登場する。瀧本は「尾道は空気が穏やかに流れているところなので、それに背中を押されてのびのびと演技が出来たという感じがします」とロケを振り返っていた。

撮影現場は和気あいあいで「アドリブもちょいちょい入れてます」と瀧本

また、セーラー服で海に飛び込む衝撃シーンの裏話も披露。「ロケの2日目に撮影したんですけど、2日目にしてこれか! という感じで(笑)。3回ぐらい飛び込んだんですが、5月といっても氷山が溶けたみたいに水が冷たくて……尾道の海を甘く見てました(笑)」といきなりやってきた試練? を明かしながらも、「人生でなかなかない経験をさせてもらって、ありがたいと思ってます」とニッコリ。さらに、トランペットについても「先生の教え方が上手で、楽しくレッスンしてくださったので、みるみる上達していった気がします(笑)。吹ける曲のレパートリーも増えてきましたし、演奏するシーンもたくさん出てくるので楽しみにしていてください!」と笑顔でアピール。「早く『てっぱん』を全国のお茶の間に届けて、日本の朝を元気にしたいという気持ちでいっぱいです」と、あと1カ月を切ったドラマのスタートを心待ちにしているようだった。