米FileMakerは7月20日(現地時間)、データベースソフトFileMaker Proをサポートするモバイルアプリ「FileMaker Go for iPhone」(iOS 4.0以上)と「FileMaker Go for iPad」(iOS 3.2以上)の提供を開始した。iPhone版が2300円、iPad版が4600円で、iTunes App Storeから購入できる。

FileMaker Goは、iPhone/iPod touch/iPadを使ってFileMaker Proのレコードの表示/編集/検索を可能にする。データベースにアクセスする方法は2つ。まずFileMaker ServerまたはFileMaker Proでホストされているデータベースに、ローカルの無線ネットワークあるいはインターネット経由(Wi-Fi、3G)でアクセスしてデータを共有する。FileMaker Goで加えた変更はすぐにホストされているファイルに反映される。またはiTunesのファイル共有、Eメール/ ファイル共有サービス(Dropbox、boxなど)/ Webからのダウンロードで、データベースをiPhone/iPod touch/iPadに転送する。

FileMaker Goでは、レイアウトを切り替えながらフォーム形式/表形式/リスト形式などでデータを表示でき、情報の追加/変更/削除、検索、ソート、移動などFileMaker Proと同様にデータを扱える。またポータル、タブコントロール、クィック検索、Webビューワ、外部SQLデータソース、一部を除くスクリプトが動作する。こうした機能をピンチ、スワイプ、タップなどのタッチ操作を用いて利用可能だ。