厚生労働省の発表によると、2009年の出生数は107万25人で、前年より2万1,131人減少した。2008年は増加に転じたが、一転減少した。合計特殊出生率は1.37。2006年に6年ぶりに上昇してからは3年連続上昇していたが、2009年は前年と同率だった。

死亡数は、前年比487人減の114万1,920人。死亡率(人口千対)は、前年と同率の9.1だった。死亡数、死亡率の死因別順位をみると、1位が「がん」(34万3,954人)、2位が「心疾患」(18万602人)、3位が「脳血管疾患」(12万2,274人)だった。1位の「がん」は全死亡者数の30.1%を占めた。

婚姻件数は70万7,824組で、前年より1万8,282組減少。婚姻率(人口千対)は5.6で、前年の5.8を下回った。平均初婚年齢は夫30.4歳、妻28.6歳で、夫は前年より0.2歳、妻は前年より0.1歳上昇している。

都道府県別で見ると、初婚年齢が最も低いのは、夫が宮崎県(29.3歳)、妻は福島県(27.5歳)。一方初婚年齢が最も高いのは夫(31.6歳)、妻(29.7歳)ともに東京都だった。再婚の割合は、夫は前年と同率で18.7%、妻は前年比0.1ポイント減の16.5%。

一方、離婚件数は25万3,408組で、前年の25万1,126組より2,272組増加した。2003年から6年連続で減少していたが、2009年は増加に転じた。離婚件数を同居期間別にみると、1年未満、4~5年、5~10年で減少しているが、それ以外の同居期間では増加している。