fieNotesの設定

ツールバーの[Arrange fireNotes!]をクリックすると、乱雑に配置しておいたNoteも整然と並ぶ(図14)が、筆者は乱雑な方に趣を感じる。[Load backup!]ではNotesの状態をバックアップから復元できる(図15)。

図14 [Arrange fireNotes!]ではNotesの並びを整えることが可能

図15 [Load backup!]では過去のNotesを復帰させることもできる

このバックアップでは、タブの状況も含めて復元してくれる(図16)。[Options]では、背景のColor、透明度やイメージの読み込みなど外観に関する設定が行えるほか、バックアップの日数などもここで決めることができる(図17)。

図16 バックアップではタブの状況も含めて復元する

図17 [Options]では主に外観の設定、バックアップの保存日数なども設定できる

ショートカットの[Ctrl]+[Y]と併用すると、かなり使える。あの件何だっけ?とWebブラウジング中に頭の中に引っかかったとしたらすぐさま、[Ctrl]+[Y]のショートカットを使えばよいのだ。表示中のWebサイトにお構いなしでNoteを表示してくれる。逆にああ、これすぐにメモっておきたい!というような場合でも同様に[Ctrl]+[Y]で画面を呼び出し、気になるキーワードやURLをNoteにコピー&ペーストするのである。

付箋はほぼ際限なく設置でき、縦にブラウザのスクロールが表示されて便利な付箋ソフトへと変化する。Webサーバなどとの連携機能は現状無いようだが、冒頭で述べたように、ブラウザの表示領域を純粋にそのままソフトウェアの機能として活用しているシンプルさが最大の魅力だ。筆者のケースではブラウザ表示中はほぼ全面といっても過言ではないほどWebサイトの表示領域として占有されている。この領域をタスク処理や仕事の場として活用できるようになれば、もっとはかどるのにと思うのだ。このアドオンにはオンラインで活用するWebサービスの魅力とは別の、ローカルサイドで気軽に利用できるソフトウェアの魅力も隠れているようだ。