キヤノンマーケティングジャパンは、「imageFORMULA」(イメージフォーミュラ)シリーズキュメントスキャナ「DR-150」のMac OS X対応ソフトウェアを4月初めにリリースすると発表した。同時に、クラウド型データ管理ツール「Evernote」との連携機能追加も行う。

「imageFORMULA DR-150」

公開されるソフトウェアは、DR-150用Mac OS X対応TWAINドライバおよびキヤノン製イメージキャプチャリングソフトウェア「CaptureOnTouch」Mac OS X対応版(本体内蔵の「CaptureOnTouch Lite」は非対応)。同社Webサイトにてダウンロード可能となる。対応OSは、Mac OS X 10.4~10.6(Snow Leopard)。

これらソフトウェアにより、本体ボタンに写真管理ソフトウェアiPhotoへの送信Jobを割り付けることで、ワンタッチでスキャンし、iPhoto上に画像を送信することができるようになる。また標準TWAINドライバにより、市販のTWAIN対応のソフトウェアを使ってスキャンができるようになる。

さらに、Evernoteとの連携機能も追加。「CaptureOnTouch」のJob リスト上に、スキャンする原稿タイプに合わせて「Scan to Evernote (Document)」「Scan to Evernote (Handwritten Note)」という2種類のスキャンボタンを用意する。

Scan to Evernote (Document)は、斜行補正/白紙スキップなど、DRシリーズスキャナで好評な画像処理機能を施した上で、画像をPDFとしてEvernoteに格納する。また、キヤノン独自OCRの処理により、テキストを検索キーワードとしたEvernote上での画像検索が可能となる。Scan to Evernote (Handwritten Note)は、斜行補正/白紙スキップなどの画像処理機能を施した上で、ドキュメントをJPEG形式画像としてEvernoteに格納する。

DR-150は、USBバスパワー駆動のCISドキュメントスキャナ。様々なサイズの原稿、白黒/カラーあるいは片面/両面が混在した原稿を給紙トレイにセットしてワンプッシュで読み取りを行える。また、USBケーブル1本ではカラー片面毎分10枚、モノクロ片面毎分12枚の速度でスキャン可能。USBケーブル2本あるいはUSBケーブル1本とACアダプタ(別売)を使用した場合は、カラー片面毎分10枚、モノクロ片面毎分15枚でスキャンできる。

サイズは、給紙トレイ収納時W280×D95×H40mmで、給紙トレイ全開時W280×D222.7×H202.2mm。重量約1kg。インタフェースはUSB 2.0。