ASUSTeKが、米国向けの発表として、世界初という「NVIDIA 3D Vision」対応のノートパソコン「G51J 3D」の投入を明らかにした。NVIDIA 3D Visionは、ゲームや映画、写真を立体視できるNVIDIAの3Dソリューション(詳細はこちら)。日本国内での「G51J 3D」の販売は、現時点では未定とされている。

ASUSTeKの「G51J 3D」。3D Visionに必要な120MHz駆動の液晶、専用メガネ、赤外線エミッタ、GeForce GPUが揃っている

G51J 3Dは、ディスプレイに3D Vision対応の120Hz駆動の15.6インチ(1,366×768ドット)液晶を備え、GPUにはGeForce GTX 260Mを内蔵、そして3D Vision専用のシャッター式メガネと赤外線エミッタが付属する。それらにより、従来デスクトップ向けに提供されていた3D Vision技術を、モバイル環境でも楽しむことが可能となっている。

今回の発表により、3D Vision技術は、新たにノートパソコン向けへも適用を拡大することになる。NVIDIAによれば、同件は、CPT、LG、CMO、Samsungといったディスプレイメーカーと同社との協力作業による、120Hz駆動の新世代液晶パネル開発の成果であるとも説明されている。

なお、各ディスプレイメーカーはノートパソコンのOEMメーカー各社向けに、同様の120Hz駆動の新パネルの供給を行なう。まずはASUSのG51J 3Dが2009年12月初旬に発売されるが、「2010年には各社から続々と製品が発売される予定」(NVIDIA)。引き続き、MSI、Clevoなどが3D Vision対応ノートパソコンの投入を計画しているという。