不動産を所有しているかによって男女の結婚意識に差が出ることがこのほど、不動産総合情報サービスのアットホームによる調査でわかった。同調査において、不動産を持っている男性は持っていない男性より結婚願望が強く、女性では正反対の結果が出た。

同調査は7月24日~7月29日、首都圏在住の30代~40代独身男女の不動産購入者と未購入者の計500名を対象に行われた。「あなたは結婚したいですか?」と質問したところ、「結婚したい」と回答したのは、男性では不動産購入者が58.4%、未購入者が48.6%。一方、女性では不動産購入者の「結婚したい」という回答は36.4%で、未購入者が56.5%と大きく上回った。

不動産を所有している女性の特徴として、猫を飼っている割合が約4人に1人と高いことも調査では明らかに-。そのうち結婚願望がある女性は16.7%しかいなかったという。また、「幸せな人生に欠かせないもの」について5つ挙げてもらったところ、「結婚相手」を選んだ不動産購入者の女性は6.5%と、未購入者の女性の回答17.6%、購入者の男性の回答23.1%と比較して結婚願望の希薄さがうかがえた。ちなみに不動産購入者の女性が選んだ項目は「自由な時間」(45.5%)、「趣味」(44.2%)といった独身を意識した項目で割合が高く、「結婚相手」や「家庭」、「子供」といった結婚に関連する項目では少なかった。

「女性が不動産を持っていると結婚に有利」と考える人は全体で17.0%にとどまったが、「男性が不動産を持っていると結婚に有利」という回答は全体で53.4%と半数以上だった。