ジャストシステムは、総合セキュリティソフト「Kaspersky Internet Security 2010」、Mac対応の「Kaspersky Anti-Virus for Mac」を発表。「Kaspersky InternetSecurity 2010」を10月16日、「Kaspersky Anti-Virus for Mac」を11月13日より発売する。

「Kaspersky Internet Security 2010」

「Kaspersky Anti-Virus for Mac」

「Kaspersky Internet Security 2010」の製品ラインナップは、1年/2年版、6/10台版、パッケージ/ダウンロード版と幅広く揃えられているが、パッケージ製品の1年版の価格が6,800円(税別)。対応OSは、Windows XP(SP2) / Vista / 7についてはダウンロードで対応予定。「Kaspersky Anti-Virus for Mac」のパッケージ製品1年版の価格が4,900円(税別)。対応OSは、Mac OS X 10.4.11以上、Intelプロセッサ搭載が要件となる。「Kaspersky Internet Security 2010」は、1本で2台までアクティベーションが可能となる。

「Kaspersky Internet Security 2010」 パッケージ製品 ダウンロード製品
1年版 6,800円 4,680円
2年版 10,500円 8,380円
6台版 20,000円
10台版 32,800円
25台SMB版 81,200円
「Kaspersky Anti-Virus for Mac」 パッケージ製品 ダウンロード製品
1年版 4,900円 3,900円
2年版 8,200円 7,200円
Kaspersky Anti-Virus for Mac + Kaspersky Internet Security 2010 9,800円
Kaspersky Anti-Virus for Mac + ATOK 2009 for Mac 12,800円

Kaspersky Internet Security 2010は、Kasperskyシリーズ最新版の統合セキュリティソフトとなる。インターネット上に本体を置く、いわゆるマルウェア2.0や"未知なる脅威"に対抗すべく様々な機能が搭載されている。従来バージョンで実現したアプリケーションルール設定HIPS技術に加え、全世界中での"未知の脅威"に関する情報収集網「カスペルスキーセキュリティネットワーク」(KSN)の強化、KSNで収集されたユーザーからの情報を、約40秒で反映する「緊急検知システム」、アプリケーションの信頼度に基づいて監視レベルを自動設定する「アプリケーションコントロール」、怪しいアプリケーションの動作を監視する「プロアクティブディフェンス」など"未知のウイルス"への対抗力が高められている。

また、ソフトウェアのインストールや不明なアプリケーションに対して仮想環境での実行を行い安全性を担保する「仮想実行スペース」を新搭載。万一、危険なアプリケーションの実行、危険なWebサイトを開いても、実環境への影響を防ぐことが可能になるほか、スキャン時間も従来比70%の短縮、怪しいWebサイトへのアクセスを未然に防ぐ「危険サイト診断」、個人情報へのアクセス監視を行う「プライバシープロテクション」、USB 接続のフラッシュメモリーをPCに接続したタイミングでウイルスチェックを行う「USBメモリーチェック」、ゲーム中のウイルス処理を自動化する「ゲームモード」の搭載など大幅に強化されたバージョンとなる。

起動画面

アプリケーションの信頼度に基づいて監視レベルを自動設定する「アプリケーションコントロール」

仮想環境で実行させる「仮想実行スペース」

フィッシングや危険なWebサイトも未然に防ぐWebサイト診断

「Kaspersky Anti-Virus for Mac」は、シリーズ初のMac対応版となる。ウイルスやトロイの木馬やワームといった危険からMacを保護する。スキャン方法には、「完全スキャン」と「重要な領域の簡易スキャン」の2種類の方法が用意される。更新処理では45分に一回のウイルス定義ファイルの更新が行われるほか、隔離フォルダやバックアップ、レポートと通知などKasperskyがLinuxで培った技術がMac OSに反映される。

「Kaspersky Anti-Virus for Mac」メイン画面

「Kaspersky Anti-Virus for Mac」でのウイルス駆除

なお、同社では9月2日から11月15日までの間、「Kaspersky Internet Security 2009」を購入し、ユーザー登録すると1ライセンスに付きもう一台分無料で追加アクティベーションコードがもらえる「今買っても×2台使えます!」キャンペーンを実施する。ユーザーは10月6日から「Kaspersky Internet Security 2010」への無償バージョンアップも可能になる。詳細は同社Webサイトに掲載されている。