「GREEN&SPLASH」は、フライフィッシング用品などの販売で知られる「ティムコ」と、キャンプ用品メーカーの老舗「コールマンジャパン」、そして釣り専門チャンネル「釣りビジョン」の3社によるキャンプとフィッシングのイベントだ。それぞれの会社が強みを活かすことで、1社だけでは実現できない幅広い内容を提供でき、参加者にはキャンプだけやフィッシングだけでは得られない満足感を味わってもらえるとしている。

「無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場」

ここでは、5月30日から31日に群馬県吾妻郡嬬恋村の「無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場」 にて開催された同イベントで、親子が一緒になってキャンプ用品の使い方やフライフィッシングを学び、野外ならではのレクリエーションを楽しんだ2日間の様子をレポートする。

同キャンプ場では、キャンプ用品のレンタルや、トイレや流し台などの設備を備えたサニタリー棟などの設備が整っている

キャンプを学び、そして楽しむためのプログラム

3回目となる今回は、ティムコが釣り具を貸し出して、同社インストラクターによるフライフィッシング体験教室を開催。コールマンジャパンは、テントの設営や撤収、燃焼器具の取り扱いをレクチャーしたり、絵の具を塗った葉っぱを押し付けてオリジナルエコバックを作成するリーフスタンプも実施した。釣りビジョンは、ハンディGPSを使った宝探しゲームやスライド上映によるクイズ大会といったレクリエーションを担当。また、「無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場」のスタッフが、1日目の夕食と2日目の朝食、昼食を用意したり、イスや薪などを用意するなどしてイベントをサポートしてくれた。

今回はすべての食事がスタッフによって準備され、参加者同士の交流もできる食卓も用意された。左下は初日夕食となった大和豚のキムチ大鍋、右下は2日目昼食の赤城牛の本格ハンバーガー

実際にキャンプを体験したことが無い人は、ここまで至れり尽くせりだと、かえってキャンプの醍醐味が味わえないのでは? と思うかも知れない。しかし、整備されたキャンプ場とはいえ、一晩を野外で快適に過ごすには、かなりの準備や機材が必要なのだ。コールマンのスタッフによると、ランタンの代わりに懐中電灯を持参したために、暗闇の中で手元だけを照らして夕食をとる羽目になったり、テントを正しく設営できずにテント内部が結露でびしょ濡れになってしまうなど、ちょっとした忘れ物やミスで楽しいはずのキャンプが台無しになってしまったケースに遭遇する人も多いという。

また、参加者の中にはこのイベント自体を楽しみにやってくる常連もおり、単なるキャンプでは体験できない各社の趣向を凝らしたプログラムも受けているようだ。