ボクらの株主優待研究 - ミニカー好きは目が離せない「タカラトミー」

5万円の投資で毎年もらえる!! 話題のキャラクターなどと連動したオリジナルトミカセット

株主優待は企業が株主に無料でプレゼントするもの。お中元やお歳暮のようなものと考えればいいでしょう。株式投資の魅力はもちろん、値上がり益を得ることですが、長く持って、毎年配当と株主優待をもらうのも楽しみのひとつといえます。せっかく株主優待をもらうなら、できれば、株主でなければ手に入らないもの、しかも自分が日常生活で利用できるものや、もらってうれしいものを選びたいもの。そこで注目なのが「タカラトミー(東証1 / 7867)」です。

タカラトミーは玩具メーカーのタカラとトミーが2006年3月に合併してできた会社。タカラといえば、まず思い浮かべるのが「リカちゃん」。当時、わたるくん、いづみちゃんのリカちゃんトリオで遊んだ読者も多いのではないでしょうか。一方のトミーといえば、なんといっても電車シリーズ「プラレール」とミニカーシリーズ「トミカ」。部屋中に線路をつくって、電車を走らせた人も多いでしょう。

100株保有でオリジナルトミカセット

さて、この2社が合併した同社が株主に提供する株主優待品は、株主にしか手に入らない特注品のトミカやリカちゃんだと聞くと、是非欲しくなる人も多いのではないでしょうか。 2008年3月期の株主に贈呈された優待品は、100株以上保有者が「トミカヒーロー」と「ヤッターマン」をデザインしたオリジナルトミカセット。ヤッターマンの絵柄付きのトラクタが1台、通常サイズと通常サイズの約2倍の長さの荷台(トレーラー)2個のセットでした。

昨年はヤッターマンがTVアニメとして復活。春には、実写映画もリリースしたこともあり、トミカにもヤッターマン版が登場したというわけです。

1,000株保有ならトミカ、チョロQ、リカちゃんの3個をゲット

さらに1,000株以上保有の株主は、「スピードレーサー」をデザインしたオリジナルトミカ1台、「トミカヒーロー」をデザインしたオリジナルチョロQ1台、「ヤッターマン2号 / アイちゃん」をデザインしたオリジナルリカちゃん1体の計3個がプレゼントされました。こちらもヤッターマン衣装を身につけたリカちゃんという非番品がゲットできるわけで、株主ならではのおいしいアイテムが手に入るといえます。

権利確定は3月。業績予想の上方修正も

一昨年の場合、リカちゃん発売40周年ということで、イメージドールの特殊バージョンが優待品として制作されたほか、映画の公開に連動したポケモンチョロQも登場。毎年、話題のキャラクターやイベントに関連した優待品が登場しており、1度株主になったら、やめられない魅力です。今年の優待内容もお楽しみに。

ちなみに権利確定月は3月。つまり3月31日の5営業日前までに株式を保有している人に優待品が配られます。現在の株価が500円前後なので、100株なら、5万円、1,000株なら50万円前後で、この優待品が毎年手に入るというわけ。銘柄としても、ちょうど、業績予想の上方修正を発表したばかり。トミカ・リカちゃんファンには見逃せない銘柄といえそうです。