ミュージシャンの旬な情報に各種SNSやiPhoneからアクセスできるようになる

音楽関連ソーシャルサイト運営の米iLikeが、ミュージシャン向け新機能を発表した。この新機能を利用すると、ミュージシャン専用のiPhoneアプリを作成できるほか、他のオンラインサービスと連携したタイムリーな情報提供が可能になる。

この開発ツールを利用すると、ミュージシャンのiLikeアカウントをショートメッセージを公開する「Twitter」や、動画共有の「YouTube」と連携させることが可能になる。その結果、ユーザはiLikeに投稿した楽曲や動画、コンサート日程などの情報をこれらのサービス間で同期できるようになるという。

大手SNSの「MySpace」と「Facebook」との連携も強化、MySpaceではiLikeに投稿したブログや動画を、自分のページ上に配信できるようになる。Facebookでは「Music」タブを新設、楽曲やビデオ、コンサート日程といった情報の管理が可能になった。オンラインチケット販売「Ticketmaster」のミュージシャン用ページにも、楽曲や写真などのデータを配信できる。

ミュージシャン専用のiPhoneアプリを作成する、開発ツールの提供も行う。コンサート日程や写真、ブログ、各種お知らせ、ビデオなどの情報にiPhoneからアクセスしやすくなるほか、Appleが運営する「App Store」経由で配布することが可能になる。

iLikeは、米西海岸を拠点とした音楽関連のSNS。ユーザの好みの楽曲を紹介する機能のほか、GarageBand.com上のインディーズ系ミュージシャンの楽曲を無料配信するなどのサービスを展開している。当初はiTunesのプラグインとして注目を集めたが、2007年にFacebook向けアプリケーションが公開されて以降はユーザー数が急増。現在では、30万以上のミュージシャンがiLikeに登録している。