3月19日から4日間にわたり、沖縄国際映画祭が開催される。"Laugh & Peace"がコンセプトのこの映画祭に、木村祐一、品川ヒロシ、板尾創路、ゴリがそれぞれ初監督作品を出品。24日に東京・渋谷でおこなわれたラインナップ発表記者会見に4人揃って出席し、映画への思いを語った。

初監督作品を引っ下げ、4人の芸人が沖縄国際映画祭をPR。写真左からゴリ、板尾創路、木村祐一、品川ヒロシ

スーツ姿の木村、品川、ゴリに対し、板尾は白タキシード姿で登場。「映画祭に憧れがあって、そこに自分の初監督作品と一緒に行けるのがすごく嬉しいですね」と挨拶した後、唐突に「そういう思いで、今日は白のタキシードを着てきました」と語ると、会場に集まった報道陣から笑いが起きた。

4人がそれぞれの映画を紹介する一方、映画祭のラインナップの中で気になる作品を聞かれると、品川は「もちろん3人の先輩方の作品は見てみたいし、あと気になるのは『おっぱいバレー』(笑)。昔、綾瀬はるかちゃんと『品庄内閣』という番組をやっていたんですよ。でも5年くらい前に彼女のプロフィールからなくなりまして……」。そこへ木村が、「本人も覚えてないと思いますよ。彼女って、あまり記憶力が発達されてらっしゃらない方なんでしょ?」と、いきなりの毒舌で他の3人を慌てさせる場面も。

木村祐一監督の『ニセ札』は、実際の事件を題材にした人間ドラマ。「じめじめした犯罪映画のように見えますが、最後には爽快感すら得られるような出来になったと思います」

板尾創路監督は、「タイトルが『板尾創路の脱獄王』だから、僕が脱獄することは間違いない(笑)。國村準さんや石坂浩二さんにも出演していただき、脱獄しがいのある作品です」

続いてゴリが、「紀里谷和明監督の『GOEMON』が気になってます」と話すと、すかさず品川から「出てるからでしょ!」とツッコミが。さらにMCの木佐彩子アナから、「(『GOEMON』と『南の島のフリムン』の)どちらに気合を入れて演じられたんですか?」と聞かれ、「その質問に『こっちです』って答えられるわけないでしょ!(笑) どっちも100%がんばりましたよ」。これには木佐アナも、「失礼しました……」と平謝りだった。

品川ヒロシ監督は自伝的小説『ドロップ』を映画化。「ヤンキー映画にカテゴライズされることが多いけど、涙あり笑いあり、アクションありの青春映画として見てほしいですね」

ゴリ監督・主演の『南の島のフリムン』は、故郷の沖縄が舞台。「沖縄の言葉で言う『ゆいまーる(助け合い)』をもとに、助け合う心や家族の絆を描いたハートフル・コメディです」

沖縄国際映画祭は3月19~22日の4日間、沖縄県北谷町の「アメリカンビレッジ」およびその近郊にて開催される。

沖縄国際映画祭 コンペンティション部門エントリー作品

作品名 監督 キャスト
『鴨川ホルモー』 本木克英 山田孝之、栗山千明、濱田岳、石田卓也、芦名星ほか
『守護天使』 佐藤祐市 カンニング竹山、佐々木蔵之介、輿真司郎、忽那汐里、寺島しのぶ
『BABY BABY BABY!-ベイビィ ベイビィ ベイビィ!-』 両沢和幸 観月ありさ、松下由樹、谷原章介、神田うのほか
『サンシャイン・クリーニング』(アメリカ) クリスティン・ジェフズ エイミー・アダムス、エミリー・ブラント、ジェイソン・スペヴァックほか
『A Fiance For Yasmina』(スペイン/モロッコ) イレネ・カルドナ サナア・アラウィ、ホセ・ルイス・ガルシア・ペレスほか
『My Stars』(フランス) レティシア・コロンバニ キャド・メラッド、カトリーヌ・ドヌーブ、エマニュエル・べアールほか
『Simply Actors』(香港) チャ ン・ ヒンカー ジム・チム、チャーリーン・チョイ、アンソニー・ウォンほか
『Unstoppable Marriage』(韓国) キム・ソンウク ユジン、ハ・ソクジン、イム・チェムほか