オンキヨーは、セパレート型小型コンポ「INTEC 205」シリーズの新製品として、プリメインアンプ「A-905FX2」、スピーカー「D-212EX」、CDプレーヤー「C-705FX2」を発表した。発売は2月14日を予定している。価格は、A-905FX2が5万2,500円、D-212EXが6万9,300円(2台1組)、C-705FX2が3万1,500円となっている。

回路構成は、従来モデルと変わらないが、CDをよりよい音で聞くためのチューニングが施されたA-905FX2とC-705FX2

INTECシリーズは、同社が販売するコンパクトコンポのラインナップ。現在は、プリメインアンプ「A-933」をコアとする「INTEC 275」と、「A-905FX」をコアとする「INTEC 205」の2シリーズが存在する。INTEC 205は、その名前の通り、横幅205mmのコンポーネントの組み合わせ。

現行のINTEC 205の発売は2005年3月。同社によると、今回発表されたA-905FX2/D-212EX/C-705FX2は、その後の4年間の技術的な蓄積により、再チューンされたものだという。なお、今回のラインナップ変更は、CDをよりよい音で聞くためのものであり、FMチューナーやMDレコーダーなどは従来のものがそのまま使用されるとのことだ。

プリメインアンプのA-905FX2とCDプレーヤーのC-705FX2に関しては、内部パーツの見直しがおもな変更点。回路自体は現行モデルからの変更はないが、おもにコンデンサーなどを中心に高音質なパーツに変更されているという。また制震構造の見直しも行われている。

A-905FX2の能力を引き出すスピーカー「D-212EX」

スピーカーのD-212EXは、「D-302E」の開発で得られたノウハウをもとに、A-905FX2にマッチするようにチューニングされたモデル。従来の「D-152E」と異なり、採用されている13cmA-OMFウーファーは、最新ラインナップ同様に、センターキャップレスタイプとなっている。

INTEC 275/205のラインナップは、サイズこそ小さいが、要するに単品コンポの組み合わせであり、アンプとスピーカーという最小構成から、徐々にシステムアップしていくことが可能だ。もちろん、INTEC 205という枠組みに捕らわれることなく、自由な組み合わせを楽しむことができる。同社によると、A-905FX2に採用されているデジタルアンプ「VL Digital」は、ドライブ能力が高く、効率の低いスピーカーでも余裕をもってドライブ可能だとのことだ。