JR北海道は25日、ワンタッチで改札機を通過できるICカード乗車券システム「Kitaca」の販売を開始した。「Kitaca」は同日からサービス運用を開始している。

Kitaca記名券

Kitaca定期券

「Kitaca」はJR北海道が初めて導入したICカード乗車券で、使用できるエリアは札幌を中心とした通勤圏内。定期券・記名・無記名の3種類が用意されており、記名もしくは無記名のカードの発売額は1枚2,000円(事前入金額1,500円+デポジット500円)。定期券の発売額は定期代金にデポジット500円を加えた額となる。他のICカード乗車券と同様にチャージ(入金)することで繰り返し乗車券として使うことができるほか、カード対応の券売機での切符の購入も可能。

同社では来年春には電子マネー機能も付加するとしており、それと同時にJR東日本のSuica加盟店とKitaca加盟店でのSuicaおよびKitacaの相互利用が可能になる予定。

「Kitaca」の名称は「JR北(キタ)海道のICカード」に由来。キャラクターには「空を舞う姿が改札を通過するカードを連想させる」として「エゾモモンガ」が選ばれている。