NVIDIAは、GeForce 9シリーズのエントリーGPUとして、GeForce 9400 GTを発表した。すでに発売を開始している。GeForce 9シリーズの最新テクノロジを搭載しながら、価格が59ドルと安価なことが特徴で、NVIDIA CUDAにも対応する。

写真はGeForce 9400 GTを搭載するエルザジャパンの「ELSA GLADIAC 794 GT LP 512MB」。出力はDual-Link DVI+D-Subの2系統。ロープロファイルデザインを採用している。国内向けに9月下旬の発売予定

GPUの製造プロセスは55nm。主な仕様は、SP数が16基、コアクロックが550MHz、シェーダクロックが1400MHzで、テクスチャフィルレートは4.4億/秒。メモリは動作クロックが400MHzの512MB DDR2を採用し、接続バス幅は128bitで、メモリバンド幅は12.8GB/秒。PureVideo HDやPhysXもサポートする。バスインタフェースはPCI Express 2.0で、最大消費電力は50W。

GeForce 9400 GTを搭載するグラフィックスカードは、ASUS、BFG、Colorful、Emtek、EVGA、Gainward、Galaxy、Gigabyte、Innovision、Leadtek、MSI、Palit、PC Partner/Zotac、PNY、Point of View、Unika、Unitek、XFXなどの各グラフィックスカードベンダから製品が発売される予定だ。