オリンパスイメージングは26日、光学20倍ズームレンズ搭載で、35mm判換算で広角26mmから望遠520mm相当の画角で撮影できるコンパクトデジタルカメラ「CAMEDIA(キャメディア)SP-565UZ」を発表した。発売は9月20日で、価格はオープン。推定市場価格は5万円台前半。

CAMEDIA SP-565UZ

「CAMEDIA SP-565UZ」は、光学20倍ズームレンズ搭載に加え、CCDシフト式と高感度撮影による2つの手ブレ補正機能を搭載したレンズ一体型デジタルカメラ。「SP-570UZ」と「SP-560UZ」の後継モデルにあたる。有効1000万画素の1/2.33型CCDと画像処理エンジン「TruePic III」を搭載する。モニターは約23万画素の2.5型液晶。液晶ビューファインダーも装備する。

CCDシフト式の手ブレ補正機構を装備。ISO 6400までの高感度撮影と合わせ、ブレを抑制する。ただしISO 3200以上では記録画素数が5M(2560×1920)に制限される。連写は最高で約秒13.5コマ、連続30枚。ただし記録画素数は3M(2048×1536)に制限される。画素数5M(2560×1920)では7コマ/秒で最大30枚となる。また、レリーズ前の10コマ分の画像を記録する「プリキャプチャー機能」も搭載する。記録画素数は3M(2048×1536)。

人の顔を検出してピントを合わせるとともに、顔や背景の明るさをコントロールする「フェイス&バックコントロール」を搭載する。同時検出人数は16人。笑顔を検出してシャッターを切る「スマイルショット」機能も装備する。シーンモードには「野鳥撮影モード」を追加。遠い被写体にピントが合わせやすい設定になり、望遠時のブレと被写体ブレを防ぐためにシャッタースピードが速くなる。ただし画像サイズは5M(2560×1920)以下に限定される。

記録メディアはxDピクチャーカードだが、MicroSDアタッチメントが同梱されるため、MicroSDカードも使用できる。また、内蔵メモリとして約48MBを搭載している。撮影可能枚数は約410枚(CIPA規格)。サイズは116(W)×83.3(H)×80.8(D)mm、重量は373g。アクセサリーでは、焦点距離を約1.7倍にする別売りのテレコンバージョンレンズ「TCON-17」(1万5,750円)が使用できる。また、ホットシューを搭載し、別売りの外部ストロボ「FL-50R」(6万2,500円)、「FL-36R」(3万2,000円)のリモート制御が可能となる。

SP-565UZの正面

SP-565UZの背面

広角端:26mm相当で撮影したサンプル

望遠端:520mm相当で撮影したサンプル