セブン-イレブン・ジャパンは19日より、今年度のおでんを順次発売する。「つゆ」や「基本具材」を中心に、新たな"こだわり"を追求した。

今年度のおでんは特に具材へのこだわりを追及。地域によって異なる具材を用いたという。焼きちくわ(110円)を例にみると、関西地区ではちくわに鱧(はも)を加えて旨みを増したものを、中国・九州地区では香ばしい焼き感と食べやすいように切り込みが入った西日本定番「野焼き」タイプを用意。そのほかの地区では北海道産すり身を用いた「ぼたん焼き」タイプが販売されるという。

関西以西を除く地区で販売される「焼きちくわ」 関西で販売される鱧を加えた「焼きちくわ」 中国・九州で販売される"野焼き"タイプの「焼きちくわ」

このほかにも地区特性のある具材として、甘みが強い北海道産大豆「トヨサマリ」を使った「道産大豆の焼き豆腐」、首都圏では味染みがよい「ちくわぶ」、東海地区では国産豚のもつを使った「豚もつ串」、関西地区では滋賀県産大豆を使った「湯葉巻き」、九州地区では長崎産のいわしを使った天ぷら「いわしの角天」などが揃う。さらに、薬味も地域に合ったものを全5種類用意したという。

「つゆ」「具材」ともにこだわったおでん

また、おでんのつゆの味付けは、全国を7ブロックに分け地域の味を追求。「追いかつお製法」を採用し、より香り良く仕上ったとのこと。だしに使う昆布は、関西・中国以外の全国では利尻昆布、関西・中国地区では真昆布を使用。昆布の産地を限定することで、より旨みと透明感のあるつゆになったという。