アウディ ジャパンは、2ドアのクーペスタイルながら4座のシートを備える「アウディA5」と、そのスポーツモデル「アウディS5」を、2月21日より発売する。希望小売価格は「A5 (3.2 FSI クワトロ)」が695万円、「S5」が861万円。また、3月8日と9日には、各販売店で全国統一セールスフェアが開催される。

A5 3.2 FSI クワトロ(Quattro)

今回発売される「A5」はアウディが11年振りに市場へ送り出す2ドア4シータークーペであり、ラインナップではA4とA6の間に位置する。短いフロントオーバーハング、Cピラーからリヤへ続く、流れるような曲線が流麗なボディデザインを特長づけている。また、ヘッドライト下には8個のLED(発光ダイオード)によるポジションランプが採用された。

「A5 3.2 FSI クワトロ」に搭載されるエンジンは、3.2L(リッター)V型6気筒ガソリン直噴エンジン(FSI)。最高出力195kW(265ps)、最大トルク330Nm(33.7kgm)/3,000 ~5,000rpmを発生する。最新世代のクワトロ(フルタイム4WD)システムを搭載し、通常のトルク配分はフロントに40%、リヤに60%となる(従来は50:50)。この3.2Lエンジンは「アウディ バルブリフト システム」が搭載された新しいもので、旧V型6気筒3.2Lエンジンより燃費効率が9%向上している。

A5のハイパフォーマンスモデルである「S5」は、最高出力260kW(354ps)/7,000rpm、最大トルク440Nm(44.9kgm)/3,500rpmを発生する4.2LのV型8気筒ガソリン直噴エンジン(FSI)を搭載。車名に「クアトロ」の名はないが、アウディの「S」モデルには伝統的にクワトロシステムが搭載される。

「S5」に標準、「A5」にはオプション設定される「アウディ ドライブ セレクト」は、エンジンやオートマチックトランスミッション、ステアリングなどの作動特性を同時に調整する機能で、ドライバーは「オート(AUTO)」「コンフォート(COMFORT)」「ダイナミック(DYNAMIC)」、そして「インディビデュアル(INDIVIDUAL)」の4つのモードから選択できる。「インディビデュアル」では、カスタム設定が可能。

「アウディ ドライブ セレクト」と組み合わせて提供される「アウディ ダイナミック ステアリング」は、走行速度に合わせてステアリング比を変化させるもの。車両の安定性を確保する働きがある。

また、カーナビ、地上デジタルTV放送(フルセグ)チューナー、オーディオ、iPodなどの携帯オーディオを接続するインターフェイスなどを装備し、これらを集中して操作できる「MMI(マルチメディア インターフェイス)」も搭載する。

A5 3.2 FSI クワトロ(Quattro)

S5

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