トヨタは、カローラをベースとした2BOXコンパクト車「カローラ ルミオン」を開発し、9日より販売する。希望小売価格は168万~231万円。また、乗降を容易にする助手席の回転・スライド機構を備えた福祉車両の「ウェルキャブ」でも「カローラ ルミオン」ベース車が設定された。価格は175万3,000~219万7,000円

カローラ ルミオン S エアロツアラー(2WD)※オプション装着車

今回発表された「カローラ ルミオン」は、"Relax in Style"をテーマに、カローラをベースにしたシンプルなハコ型デザインの2BOXコンパクト車。"ルミオン(RUMION)"とは、ROOMY(広々とした)とUNIQUE(独自の)からの造語で、「広い室内スペースと個性的なスタイルを持ち合わせたクルマ」を意味する。

水平・垂直基調の箱型シルエットとシンプルな内外装デザイン、広い室内空間を特長とし、サブウーハー付9スピーカー、青色LED採用の天井イルミネーションランプを装備。また、リヤシートの下に収納スペースを設けたリヤシートチップアップ機構を採用した(Xは除く)。このほか、メーカーオプションとして、1.5X以外に挟み込み防止機能が付いた「チルト&スライド電動式ムーンルーフ」を用意している。

直列4気筒DOHC1.5L(リッター)および1.8Lエンジンには、Super CVT-iが組み合わせられており、1.8L車にはマニュアル感覚の操作を可能とする7速スポーツシーケンシャルシフトマチックを搭載。1.8S「エアロツアラー」にはパドルシフトも採用している。駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意され、4WD車には走行状況に応じてトルクを前後輪に自動配分する「アクティブトルクコントロール」を搭載する。

環境性能は、1.5L(2WD)で16.2km/L(CO2排出量は143g/km)を実現し、「平成22年度燃費基準+20%」を達成。また、全車種で「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を取得した。SRSサイド&カーテンシールドエアバッグを全車標準装備するとともに、歩行者傷害軽減に配慮したボディ構造を採用し、クラストップレベルの安全性能を追求している。乗車定員は5名。ボディカラーは、スーパーホワイトII、シルバーメタリック、ブラックマイカ、ジンジャーレッドマイカメタリック、ダークブルーマイカ、ブルーメタリックの全6色。

1.8S エアロツアラー、フロントビュー

1.8S エアロツアラー、リヤビュー

1.5G インパネ。シルバーのパネル飾りがセンタークラスターなどに付く

1.8S エアロツアラー インテリア。自由なシートアレンジができる

丸型の4連メーター(ホワイト照明)

チルト&スライド電動式ムーンルーフ

青色LED採用の天井イルミネーション

カローラ ルミオンのカラーバリエーション