どこまで見分ける!? デジカメ顔認識対決

顔を認識しても、認識するまでの時間がかかってはシャッターチャンスを逃してしまう。そこで機種別に顔を検出するまでの速度を測ってみた。

F40fd、T100、IXY810が好成績

検出方法は顔の正面をカメラに向けて、約88cm離れた場所にカメラを三脚で固定。アルミ板でレンズを隠して、アルミ板を外してからカメラが顔を認識して検出枠が出るまでの時間をストップウォッチで計測した。μ780はAF枠を利用しているので、シャッターボタンを半押してからAF枠が顔に移動するまでの時間を測定した。

手動で計測しているので厳密に正確な時間ではないが、10回測定した平均速度は、7機種のうちF40fd、T100、IXY810が圧倒的に速かった。またこの3機種は自動追従機能の性能も高く、撮影しているときに安心感があった。

次に良かったのがA30。数値を見ると上位3機種と差があるようだが、撮影のストレスはあまり感じなかった。μ780はAF枠を利用しているので、構えただけでは顔を検出しているかわからないが、シャッターボタンを半押しするとAF枠が顔に移動する。しかし10回中3回はAF枠が動かなかった。また、構えた状態で顔検出機能が作動しているかどうかわからないので、不安を感じるかもしれない。

EX-Z1200(スピード優先モードで計測)もそこそこ速いが、検出速度にムラがあるように感じた。S50は構えてから一息ついて検出枠が表示される感じ。記念写真では問題ないが、動いている子どもの顔は難しいだろう。S50は顔の角度(斜め顔など)の精度は良かったので、検出速度をもう少し頑張ってほしいと思う。