長崎バイオパークでこのほど、プレーリードッグに赤ちゃん5頭が誕生した。赤ちゃんの体調は10cm程度で、同園内のアンデス広場の展示場で公開されている。同パークでプレーリードッグの赤ちゃんが誕生したのは2001年5月以来、約6年ぶりとなる。

誕生したプレーリードッグの赤ちゃん(この後、新たに2頭が見つかった)

プレーリードッグは、北アメリカの草原(プレーリー)に生息する草食性の動物。地下にトンネルを掘り、多くの出入り口を設けて生活。異変を感じると犬に似た鳴き声を出すことから「プレーリードッグ=草原の犬」という名前が付いた。

赤ちゃんたちも「キャンキャン」と犬のような鳴き声

5月10日の夕方、お母さんと一緒に3頭の赤ちゃんが巣穴から出てきたところが飼育員によって確認された。さらに11日には1頭、14日にはもう1頭が見つかり、計5頭となった。5頭の赤ちゃんは、お母さんから乳をもらったり、遊んだりと元気いっぱい。甘える子もいれば、お母さんから離れて、既に「親離れ」している赤ちゃんもいるという。