離れた場所からでも安全に社内ネットワークに接続することができるVPN。リモートワークでもスムーズな業務を行うために、導入を検討している企業の方も多いのではないでしょうか。とはいえVPNにはさまざまな種類があり、どれを選ぶべきかわからないということもあるでしょう。そこで今回は、今まさに導入を検討している方に向けて、Macに接続できるおすすめのVPN11選をご紹介します。
VPNとは
VPNとは、インターネット上に仮想の専用線を設けて、特定の人だけが利用できるようにするネットワーク技術です。トンネリング・暗号化・承認という3つの仕組みを使うことで、インターネット上で安全にデータのやり取りができるようになっています。
また、VPNは実際の専用線とは違って、拠点と本部を1対1でつなぐだけではなく、拠点同士の通信なども可能です。
法人向けVPNの製品比較記事を見る
VPNを使う理由
VPNは、インターネット上で安全にデータのやり取りができるため、オフィス外で仕事をするようなセキュリティが必要な場面で重宝されています。通常、外出先で公衆の無料Wi-Fiを使う場合には、情報漏洩やウイルス感染といったリスクが伴います。
しかし、VPNを使えばデータの送信者と受信者の間に仮想的なトンネルを作るトンネリングや、データを盗聴したりできないようにする暗号化、データをやり取りする相手が正しいことを確かめる承認によって、ネットワーク上のさまざまな脅威からデータを守ってくれます。
また、PCだけではなく、モバイル端末でも利用することが可能です。
有料VPNのメリット3つ
VPNには提供しているサービス会社によってさまざまな種類があり、それぞれに違いがあります。そのなかでもまず大きく分けて違うのは有料VPNと無料VPNという違いです。
ここからは有料VPNのメリットを紹介していきます。
有料VPNのメリット1:安全性が高い
VPNはトンネリングや通信情報の暗号化によって安全にインターネットを使えるようになっていますが、有料VPNの場合は、そこにさらに提供会社が独自で強固なセキュリティを設定していることが多く、より安全性の高い環境で使うことができます。
リモートワークで離れた場所からサーバーやシステムへアクセスする場合には、このような安全性の高いVPNの方が適しているでしょう。
有料VPNのメリット2:高速通信である
2つめの有料VPNのメリットは、高速通信であることです。
無料のVPNでは通信速度が遅く、安定してインターネットを利用できない可能性がありますが、有料VPNは無料VPNよりもサーバーの質が高いため、高速通信が可能になります。
高速通信によってWeb閲覧もスムーズに行うことができれば、リアルタイムなレスポンスが必要なビジネスなどでも活躍することでしょう。
有料VPNのメリット3:海外のサーバー数が多い
3つめの有料VPNのメリットは、海外のサーバー数が多いことです。
無料で提供されているVPNでは海外のサーバーの数が少ない場合があり、安定して通信ができなかったり、VPNが利用できなかったりする場合があります。
一方で有料VPNは海外のサーバー数が多く、安定したインターネット接続が可能で、スムーズに通信することができます。また、検問に止められたりする可能性も低くなるでしょう。
Macに接続できるおすすめのVPN11選
ここからは、Macに接続できるおすすめのVPNについて紹介していきます。
おすすめのVPN1:MillenVPN
1つめのおすすめVPNは、MillenVPNです。
MillenVPNは、月額880円から利用できるVPNで、VPNに関する専門的な知識がなくても簡単にVPNを導入できます。また、インターネット接続を暗号化して、フリーWiFiなどを安全に利用できるようにしてくれます。
海外から日本のWebサービスを安全に使用したい場合や、テレワークのセキュリティを強化する際にも役立つでしょう。
おすすめのVPN2:NordVPN
2つめのおすすめVPNは、NordVPNです。
NordVPNは、月額705円から利用できる有料のVPNで、Mac以外にもさまざまなデバイスに対応しています。1つのアカウントを作成すれば、6台までデバイスに接続でき、安全で高速なVPNによる通信ができるようになります。
また、NordVPNのサーバーは5400台以上もあるため、世界中のさまざまな国からVPNを利用できそうです。
おすすめのVPN3:ExpressVPN
3つめのおすすめVPNは、ExpressVPNです。
ExpressVPNは有料のVPNで、Mac以外にもさまざまなデバイスに対応しています。また、24時間体制でチャットによるサポートを提供しているため、わからないことがあっても安心して利用できるでしょう。
また、ExpressVPNは94か国にVPNのサーバーを持っており、多くの国で利用可能となっています。
おすすめのVPN4:Surfshar
4つめのおすすめVPNは、Surfsharkです。
Surfsharkは、月額263円から利用できる有料のVPNで、個人情報や位置情報を漏らすことなく安全にインターネットを利用できます。マルウェアやハッキングといったインターネット上の脅威からMacのデバイスを守ってくれます。
慎重に取り扱わなければならないデータをやりとりする場合にも安心できるのではないでしょうか。
おすすめのVPN5:CyberGhost
5つめのおすすめVPNは、CyberGhostです。
CyberGhostは、月額300円から利用できる有料のVPNで、匿名性の高い通信により、安全にインターネットを利用できます。また、1つのアカウントで7台のデバイスを保護することが可能です。
高いレベルの暗号化によりセキュリティを強化しているので、ネットバンキングなどの機密情報を扱う通信も、安心して利用できることでしょう。
法人向けVPNの製品比較記事を見る
おすすめのVPN6:Windscribe
6つめのおすすめVPNは、Windscribeです。
Windscribeは有料のVPNで、Macをはじめさまざまなデバイスで利用できます。63以上の国と110の都市にサーバーを設置していて、多くの国で利用可能となっています。
Windscribeには無料のプランもあり、少しだけVPNを使いたい場合や、とりあえずVPNを試してみたいという場合にも気軽に始めることができます。
おすすめのVPN7:ProtonVPN
7つめのおすすめVPNは、ProtonVPNです。
ProtonVPNは有料のVPNで、プライバシーに厳しいスイスを拠点にしている、オープンソースVPNサービスです。海外でのコンテンツのブロックを解除し、安全にWebサービスを利用できます。
ユーザーの匿名性を保ち、安全にインターネットを利用できるので、個人情報が必要な通信も安心して行うことができそうです。
おすすめのVPN8:Hide.me
8つめのおすすめVPNは、Hide.meです。
Hide.meは無料でも利用できるVPNで、有料版ではより高機能なVPNを利用できます。高度なセキュリティ機能により、外出先からでも安全にインターネットを利用できます。
また、Hide.meでVPNを利用するために技術的な知識などは必要なく、簡単にVPNを利用できるので、初めてでも安心してVPNを利用できるでしょう。
おすすめのVPN9:TunnelBear
9つめのおすすめVPNは、TunnelBearです。
TunnelBearは有料のVPNで、高速で安全な通信を多くの国で利用することができます。強力な暗号化により強固なセキュリティを実現し、グローバルネットワークは高速な通信ができるように最適化されています。
外出先でも安全にインターネットを利用できるので、公共のWi-Fiなども安心して利用できそうです。
おすすめのVPN10:Hotspot Shield
10個めのおすすめVPNは、Hotspot Shieldです。
Hotspot Shieldは無料でも利用できるVPNで、有料版ではより多くのデバイスでの利用や、高速な通信が可能になります。世界中で多くの人が利用している実績があり、人気の高いVPNです。
プライバシーを保護し、安全にインターネットに接続できるので、旅行中や外出先からでも安心して利用できるでしょう。
おすすめのVPN11:OperaVPN
11個めのおすすめVPNは、OperaVPNです。
OperaVPNは無料で利用できるVPNで、通信容量など制限なくVPNを利用できます。スイッチを切り替えるだけでVPNを利用でき、専門知識のない人やVPNを利用したことがない人でも、簡単にVPNを利用できます。
無料で簡単にVPNを利用できるので、とりあえずVPNを試してみたいという場合におすすめです。
無料VPNのデメリット3つ
VPNはとても便利なツールですが、有料のVPNと比べて無料のVPNには、デメリットもあります。
ここからは無料VPNのデメリットを3つ紹介していきます。
デメリット1:データー通信量や帯域に制限がある
1つめのデメリットは、データー通信量や帯域に制限があることです。
有料のVPNにはデータ通信量や帯域に制限が少ないことが多いのですが、無料のVPNでは制限があることが多く、有料版よりも使いづらくなっています。
無料のVPNは、使用できるサーバーが少ない場合があり、データ通信量や帯域に制限がかかってしまうので、注意する必要があります。
デメリット2:通信速度が遅い場合がある
2つめのデメリットは、通信速度が遅い場合があることです。
無料VPNは、利用者数に対してサーバーの数が少なく、安定してインターネットにつなげなくなる場合があります。そのため、通信速度が遅くなったり接続が途切れてしまったりすることがあります。
安定してインターネットに接続する必要がある場合には、無料のVPNよりも有料のVPNの方がおすすめです。
デメリット3:ストリーミングサイトにアクセスできない
3つめのデメリットは、ストリーミングサイトにアクセスできないことです。
有料VPNでは、BBCやNetflixなどのストリーミングサイトにアクセスできますが、無料VPNではアクセスできない場合があります。
海外では、一部のストリーミングサイトへのアクセスを制限している地域もあり、無料のVPNでは、海外から日本版のストリーミングサイトへのアクセスなどができないことがあります。
Macに接続できるVPNについて知ろう
ここまで、Macに接続できるおすすめのVPNや有料VPNのメリット、無料VPNのデメリットなどについて紹介してきました。
外出先などでもMacを安全に使用するために、より機能のいいVPNを使用することは大切です。Macで安全にインターネットを使用したいという方は、ぜひ今回の記事を参考にVPNの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
また、今回ご紹介したVPNは個人でも利用可能なサービスとなっていますが、そのほかに法人向けのVPNサービスというものも存在します。企業で全社的に導入をしたい場合はそちらも検討してみることをおすすめします。
法人向けVPNの製品比較記事を見る