あなぶきのリースバック(穴吹興産)の口コミ・評判は?メリットや利用のポイントも解説!

あなぶきのリースバック アイキャッチ画像

穴吹興産株式会社が提供する「あなぶきのリースバック」を利用しようか、公式サイトの情報だけでは判断に迷っている人もいるのではないでしょうか。あなぶきのリースバックはマンション特化型のサービスで、売却後も長く住み続けられるようにさまざまな配慮がされています。

しかし、リースバックのサービスは数多くあるため、他のサービスとなにが違うのか、どのような人に向いているのか悩む人も少なくないようです。

そこで本記事では、あなぶきのリースバックについて利用者の口コミや評判、そこから判明したメリット・デメリットを紹介します。

あなぶきのリースバックのメリットを知ったうえで利用したい人は、ぜひ参考にしてください。

目次

あなぶきのリースバックの口コミ・評判

あなぶきのリースバックの口コミ

まずはあなぶきのリースバックの口コミや評判を確認してみましょう。実際にあなぶきのリースバックを利用した人に対して編集部がアンケートを実施したため、その結果を良い口コミと悪い口コミに分けて紹介します。

※アンケート実施期間:2024/2/25〜29、クラウドワークス調べ

あなぶきのリースバックの良い口コミ・評判

担当者さんの知識があり分からない状態でしたが不安なく査定までいくことができました。査定金額は残念ながら希望額には届きませんでしたが誠意は伝わりました。しっかりした会社であり担当者さんの知識も豊富なため安心してお任せできます。(50代男性/年収200万円未満/兵庫県)

仲介手数料が必要なかったので、無駄なコストを抑えて利用出来たのは非常に助かりました。(40代男性/年収600万~800万円未満/広島県)

担当してくださった方が親切で丁寧に対応してくださって、疑問に思ったことなどをちゃんと教えてくれたので良かったです。(20代男性/年収200万~400万円未満/三重県)

あなぶきのリースバックの悪い口コミ・評判

対応されているエリアがあまり広くはないですし、リースバックをするには全ての条件を満たしていないといけないので、その点には注意が必要です。(40代男性/年収600万~800万円未満/広島県)

対応されている物件の条件がかなり厳しかったので、その点はもう少し緩くしてもらいたかったです。(40代男性/年収600万~800万円未満/広島県)

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あなぶきのリースバックのメリット

あなぶきのリースバックは、マンションのリースバックや買い取りをおこなうサービスです。期待できるメリットを5つ紹介します。

企業規模と実績による安心感

あなぶきのリースバックを運営するあなぶき興産(穴吹興産株式会社)は、2024年で設立から60年を迎える不動産会社です。東京都や名古屋市、大阪府、福岡県といった主要都市にも支店があります。

また、東証スタンダードに上場しており、流動性や経営成績、財政状況などに一定の評価を得ている大企業です。

そもそもリースバックは売却した不動産会社と賃貸契約を結び、同じ家へ住み続けるという仕組みです。売却して終わりではなく、長期的な関係を築いていくため、不動産会社としての信頼性や安定性は重要といえます。

安心してリースバック後に我が家に住み続けたい人や、賃貸契約を結ぶにあたって会社の信頼性を重要視したい人におすすめです。

安心して長く住める契約体系と家賃

普通賃貸借契約を結べるのが、あなぶきのリースバックを選ぶ大きなメリットです。

リースバックは契約時に住む期間を定める定期借家契約となるケースも少なくありません。定期借家契約の場合、住み続けたくても期間が来れば退去を求められるリスクがあります。

普通賃貸借契約であれば2年ごとに契約を続けられるため、長く住み続けられるだけでなく、転居の可能性がある人も安心です。

また、あなぶきのリースバックでは買い取り価格を調整することで、希望に近い家賃設定を実現しています。

提案する買い取り価格自体も、賃借人退去時の資産価値に基づいた査定をおこなっている点が特徴です。継続して住みやすい家賃にすることで、依頼人のニーズに全力で応えてくれます。

契約後は更新料も不要で、長期的に借りた場合も家賃の値上げがありません

長く住む予定があり、家賃の支払いが不安であるのなら、あなぶきのリースバックを選ぶことで安定が期待できます。

設備の修繕は無料

リースバック後の設備の修繕費用は、経年劣化によるトラブルであれば所有者となる穴吹興産株式会社が対応してくれます。

一般的に、設備の修繕費は物件の所有者が支払います。しかし、リースバックの場合は借主の負担になるケースが少なくありません。

この点、あなぶきのリースバックは設備の不具合に対し、所有者である穴吹興産株式会社の負担としています。通常の賃貸のようなランニングコストがかからないのは大きなメリットといえます。

また、穴吹興産株式会社は西日本を中心に、これまで753棟、40,070戸のマンションを分譲(2021年6月30日時点)してきた実績があります。マンションの設備修繕についてもノウハウが豊富なため、安心して修繕を依頼できます。

ただし設備に想定されていない使い方をしたり、故意に破損させたりした場合は対象外になるため、注意が必要です。

オンライン相談に対応

あなぶきのリースバックでは、専用の予約フォームからZOOMを利用したオンライン相談が申し込めます

予約の締め切り日は、会社が指定する休日を除きサービス2日前の17時までです。

リースバックに関して気になる疑問や不安があれば、早い段階で解消できます。 店舗まで足を運ばなくても、パソコンやスマホがあれば家族全員で説明を受けられるのもメリットです。

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あなぶきのリースバックのデメリット

大手の安心感や家賃面でのメリットもある穴吹興産のあなぶきのリースバックですが、人によってはデメリットになる面もあります。

2つのデメリットを見ていきましょう。

対応物件やエリアに制限がある

あなぶきのリースバックは現時点で対応物件がマンションのみです。

リースバックが可能な物件の条件として、以下をあげています。

  • 専有面積が40平方メートル以上
  • 築年数が10年以上経過しているマンション
  • 鉄筋コンクリート構造もしくは鉄骨鉄筋コンクリート造

さらに条件を満たしていても、物件の状況次第では断られる可能性もあります。すべての不動産がサービスを利用できるとは限らないため、査定時などによく確認しておきましょう。

また、対応エリアも限られています。公式サイトによると、対応エリアは以下のとおりです。

  • 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
  • 名古屋市(一部を除く)
  • 大阪府、兵庫県、京都府
  • 広島県、岡山県
  • 四国全県
  • 福岡県

対応エリア外の場合は、別の業者を探すしかありません。特に、リースバックでは地域事情に精通した業者を選ぶことも重要です。もしあなぶきのリースバックを利用できない場合は、周辺相場に詳しいそのエリアでの実績が豊富な業者から探してみましょう。

付加サービスが少なめ

他サービスと比較したときに、付加サービス面でデメリットを感じる場合があります。

例えば一建設株式会社のリースバックプラスでは、家賃最大50%減額や敷金・礼金・更新料が無料です。

また、株式会社And Doアンドドゥホールディングス(旧:ハウスドゥ)のハウス・リースバックでは、一人暮らしの女性向けの女性チーム対応や、シニア世帯向けの安心サポートなどさまざまな付加サービスがあります。

しかし、あなぶきのリースバックでは減額や無料のサービスはなく、一般的な賃貸契約と同様に敷金(家賃2ヵ月分)や賃貸保証料、火災保険料などがかかります。

付加サービスも設備面のサポートのみとなるため、住んでいる地域や物件の条件次第では、ほかにもっと理想的なサービスが見つかる可能性もあります。

生活や将来設計をふまえてサービスを比較すると、後悔しにくくなるでしょう。

あなぶきのリースバックの特徴

あなぶきのリースバック公式サイト
※画像引用元:「あなぶきのリースバック」公式サイト
会社名穴吹興産株式会社
サービス名あなぶきのリースバック
設立年月日1964年5月25日
本社所在地香川県高松市鍛冶屋町7-12
資本金755百万円(7億5,500万円)
事業内容分譲マンション事業・不動産ソリューション事業・区分マンション投資事業・投資用不動産事業・シニア事業・事業再生・海外事業
従業員数(単体) 400名(2023年12月31日現在)(連結) 3,096名(2023年12月31日現在)※契約社員およびパート社員数を含む
対応エリア東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・名古屋市(一部除く)・四国全県・大阪府・京都府・兵庫県・広島県・岡山県・福岡県
対応物件マンション
資金化までの日数最短1週間(抵当権がない場合)

あなぶきのリースバックは、マンション専門のリースバックです。

利用に年齢の制限はなく、新たに賃貸住宅を探すのが難しい老齢の方でも利用可能。

査定依頼は電話やインターネットからの依頼が基本ですが、各都市にあるオフィスを相談場所などに指定できるなど、依頼者に寄り添ったサービスを提供しています。

また、あなぶきのリースバックを提供する穴吹興産株式会社は、マンションディベロッパーとしての知識を豊富に持つ不動産会社です。

マンションに関連した豊富な知識をもとに、信頼性の高い査定や安心できる賃貸借契約が期待できます。

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あなぶきのリースバックがおすすめな人

あなぶきのリースバックは、次の人におすすめです。

  • 大手でリースバックを利用したい人
  • 長期で住む予定がある人
  • 設備の劣化に不安がある人

あなぶきのリースバックは、東証スタンダード市場上場の穴吹興産株式会社が提供しています。大手の不動産会社が提供するリースバックを利用したい人にとって、安心して利用できるサービスです。

また、仲介手数料や更新料は不要。更新できる普通賃貸借契約かつ、家賃も基本的に変動しません。長期で済む予定がある人にとって、費用と契約の2つの面から今後の生活を考えやすくなっています。

加えて、設備の劣化は基本的に所有者の穴吹興産株式会社が費用も含めて対応してくれるのも、おすすめできるポイントです。マンション開発事業に長らく携わってきた経験を活かし、修繕をサポートしてくれます。

賃貸契約中のランニングコストをできるだけ抑えつつ、長期間安心して住み続けたい人にとってあなぶきのリースバックはおすすめです。

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あなぶきのリースバックと他3社を比較

あなぶきのリースバックと同じく、普通賃貸借契約を結べる他3サービスと比較しました。

スクロールできます
サービス名あなぶきのリースバックリースバックプラス+セゾンのリースバックハウス・リースバック
設立1964年5月25日1967年2月13日1984年2月1日2009年1月(創業1991年)
資本金7億5,500万円32億9,850万円45億9万8,000円33億7,645万円
対応地域東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・名古屋市(一部除く)
・四国全県・大阪府・京都府・兵庫県・広島県・岡山県・福岡県
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、宮城県、福島県、
新潟県、静岡県、愛知県、長野県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、奈良県、
大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、香川県、山口県、福岡県、佐賀県、熊本県、沖縄県
全国(一部対応できない地域あり)全国
対応不動産中古マンション不動産全般戸建て、マンション、オフィスビル
事務所、社員寮、工場、店舗 など
不動産全般
諸費用登記費用・賃貸保証会社保証料・火災保険費用などなし賃貸借保証委託料など事務手数料・登記費用など
資金化までの日数最短1週間(抵当権がない場合)
2週間~1ヵ月(抵当権がある場合)
契約から決済まで、最短即日最短2週間標準40日・最短5日
特徴中古マンションに特化、不具合への対応も安心家賃を最大50%減額できる制度あり全国で対応可能、無料サービスも充実全国に店舗あり、契約前後のサポートサービスが充実
リンク

あなぶきのリースバックと比較して、他3つのサービスには対応不動産とエリア、家賃に異なる特徴があります。セゾンのリースバックとハウスリースバックは、一部地域を除き全国に対応しているのが特徴です。対応不動産も幅広く、土地や戸建てにも対応しています。

また、リースバックプラスでは売却代金の一部を敷金として預け入れ、家賃を最大50%減額可能です。預け入れた金額をいつでも引き出せるかわり、家賃に変動があります。

あなぶきのリースバックはマンションに特化しているため、対応エリア内でマンションのリースバックを検討している人にメリットが大きいです。ただし、エリアや不動産が限られるため、検討する不動産がマンション以外の場合は他の業者の検討をおすすめします。

あなぶきのリースバックを利用する流れ

あなぶきのリースバックでマンションを売却し、実際に住み始めるまでの流れを見ていきましょう。

査定を受けリースバックを検討

インターネットのフォームや電話から、あなぶきのリースバックへ査定を依頼します。

電話で相談する場合は、エリアごとに電話番号が異なるため事前に確認しておきましょう。

エリア営業時間電話番号
東日本エリア(首都圏)営業時間 ・10:00〜18:00
定休日・土・日・祝日
03-6809-5964
西日本・東海エリア(近畿・東海・中四国)06-6940-6975
九州エリア092-263-5611

できるだけ急いで検討したい場合は、Webの無料査定フォームがおすすめです。定休日をのぞき、最短で当日、長くとも相談から3営業日ほどで査定価格と家賃が提示されます。

なお、この時点でわかる査定価格と家賃は、あくまで情報から推測されたものです。後ほど、実際にあなぶきのリースバックの担当者にマンションを見てもらい、そのうえで正確な売買価格や家賃が算出されます。

面談後に物件調査と家賃保証審査

査定を受けてから本格的に検討する場合は、物件調査・面談と家賃保証審査がおこなわれます。

物件調査とは、不動産売買で必要な「重要事項説明書」を作成し、正確な査定額を出すために必要な調査です。立地や法的な調査、設備関係、内装や外装などをスタッフが目視で直接確認します。

事前に次のものを用意しておきましょう。

  • 納税通知書・課税通知書など固定資産税額のわかるもの
  • 管理費・修繕費積立金がわかる書類
  • 住宅ローン残高明細

稀に管理費や修繕費、現在の物件の状況によっては査定内容が変わることがあります。

事前にオンライン相談や電話で解決できなかった疑問があれば、ここで相談しましょう。面談で提示された査定額や家賃、契約内容に問題がなければ、家賃保証審査に進みます。

家賃保証審査とは、家賃の滞納などが起きた際に保証をおこなう保証会社を利用できるかどうかの審査です。審査では年収や勤務先、個人信用情報など、支払い能力の有無をチェックします。

あなぶきのリースバックでは、家賃保証会社への加入が賃貸借契約の条件の1つです。

本人確認書類や同世帯以外の緊急連絡先など必要書類を用意し、審査完了まで待ちましょう。期間は1~2日ほどです。

リースバックの条件を詰めて契約・決済

家賃保証審査を受けた後、査定内容や家賃、リースバックが開始される時期などを話し合って条件を決定します。

合意できた売買契約で手続きを進め、契約完了後に売買代金の決済がおこなわれます。

住宅ローンの残債がある場合は一括返済もこのとき同時進行となるため、担当者と相談しながら進めましょう。

もともと住宅ローンがなければ、代金決済後に賃貸借契約が締結され賃貸開始となります。

なお、あなぶきのリースバックで必要となる諸費用は次のとおりです。

売買関係賃貸関係
・売買契約印紙代:1万円~2万円
(売買金額によって変わる)
・登記費用:3万円~6万円
(住宅ローンの有無によって変わる)
・敷金:家賃2ヵ月分
(対応エリアによって変わる)
・賃貸保証料:家賃1ヵ月分(最大)
(利用する家賃保証会社によって変わる)
・火災保険料:2万円~3万円

一部費用については、売買代金から相殺を受けられます。気になる点があれば、担当者に聞いて疑問を解決しながら進めましょう。

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あなぶきのリースバックを利用するポイント

あなぶきのリースバックのメリットを生かし、リスクを回避するポイントを2つ紹介します。

契約内容は細部まで確認する

契約内容をよく確認し、わからないことがあれば担当者に詳しく聞くなど、細部まで確かめておくことが大切です。

チェックしておきたいポイントとして、次の内容が挙げられます。

チェック項目ポイント
賃貸借契約の種類が自分が希望する内容か普通借家契約の詳細を確認
設備修繕などトラブルにかかる費用の負担者は誰か
  • 設備についてリフォームや変更が可能か
  • 修繕費の負担を居住者がおこなうケースはどのような場合か
どういった原状回復義務が求められるか転居する場合、原状回復義務は家具の撤去などのみか
転売の可否や条件が記載されているか
  • 所有者となる不動産会社が第三者へ転売する可能性はあるか
  • 転売時に契約の条件が変わることはないか
契約不適合責任の免責が含まれているか
  • 契約不適合責任は免責となるのか
  • 記載があるか書面で確認
買い戻し特約の有無と要件は何か
  • 特約を希望した場合はいくらで買い戻せるか
  • 特約が契約に含まれているか

買い戻し特約をつける場合は、いくらで買い戻せるのか金額や期間を設定しておくと安心です。

家賃を安くするため売却価格の値下げも検討する

家賃が生活の負担になる場合は、売却価格の値下げを検討しましょう

リースバックでの家賃は、売却価格をもとに算出されます。以下のように求められることが一般的です。

計算式

月々の家賃=買い取り額✖️期待利回り(%)➗12ヶ月

つまり、買い取り価格が高くなればなるほど、家賃が高くなる可能性があるのです。

あなぶきのリースバックでは、買い取り価格の調節による家賃設定にも対応しています。

売却が成功しても家賃が高いと長くは住めません。生活の負担になる場合は、担当者に相談して買い取り価格の値下げも検討しましょう。

あなぶきのリースバックに関するよくある質問

最後に、あなぶきのリースバックに関するよくある質問に回答します。

リバースモーゲージや不動産担保ローンとの違いは?

借り入れた資金の返済方法や将来の自宅の扱い、取引相手など、さまざまなポイントが異なります。

次の表でリバースモーゲージと不動産担保ローン、そしてリースバックの違いを見ていきましょう。

リバースモーゲージ不動産担保ローンリースバック
仕組み自宅を担保にして金融機関から融資を受ける不動産を担保に借り入れる不動産を売却し、そのまま賃借する
利用できる人の制限あり(高齢者向けのことが多い)少ない少ない
名義所有者のまま所有者のまま不動産会社
資金の用途生活費や住宅に関する費用に限定自由自由
担保となる不動産居住用不動産のみ不動産全般不動産全般
借入可能目安市場価値の半分程度市場価値の7~8割市場価値の7~8割
返済方法・返済する人・借入人は利息のみ支払い
・借入人死亡後に法定相続人が不動産を売却して元本一括返済
借入人が期限内に元金と利息を返済毎月の家賃支払いが発生
返済の負担利息のみなので返済負担は少ない返済負担は大きい家賃の額による

リバースモーゲージは個人のみが対象です。借り入れ枠の上限まで、年金のように徐々に融資を受け取れます。将来的に自宅の売却で元本を返済するため、物件は相続できないサービスです。

不動産担保ローンは、所有する不動産を担保にお金を借り入れる融資で、不動産や利用者、利用目的に制限はありません。ただし、期限内に元金と利息を返済する必要があります。

一方、リースバックは自宅を売却してまとまった資金を得たあと、家賃を払いながら家に継続して住むサービスです。住み続けられる点はリバースモーゲージや不動産担保ローンと同じですが、家賃負担が重くなる場合もあります。

あなぶきのリースバックは、マンション専門のリースバックです。通常の賃貸物件と同じように2年ごと賃貸契約を更新でき、柔軟な対応が期待できるほか、年齢制限がないのも特徴です。

資金が必要な理由や金額などを踏まえ、自身の状況にあうサービスを選びましょう

どの程度の期間で現金化できる?

あなぶきのリースバックでは、審査・査定が最短即日~最長で3日ほどです。検討から決済までを含めると、1週間から1ヵ月程度としています。

なお、現金化までにかかる期間は、リースバック会社によって異なります。申し込みから入金までの流れが会社によって違うためです。次のようなケースがあります。

  • リースバック会社が直接貸主になるケース
  • リースバック会社とは別の会社が貸主になるケース
  • 実際に買い取る不動産会社を仲介するケース

一般的に、売却までに間に入る会社が増えるごとに現金化に時間がかかります。査定依頼から1ヵ月が現金化の目安とされますが、一概にはいえません。

リースバックにすると相続問題はない?

リースバックしたことで、相続人となる子供との間に問題が発生する場合があります

相続人によっては、家を相続できる、家を売却して土地活用できると思い込んでいる場合もあるからです。相続人の予定がある場合などは、リースバックの利用は相続人とも相談しておくとよいでしょう。

なお、リースバックにしておけば不動産の所有権は不動産会社のものです。相続が発生しないため、亡くなってから物件を処分する手間も省けます

相続人にこうしたリースバックのメリットを説明しておくことも大切です。

ローンの完済前でも利用できる?

あなぶきのリースバックでは完済前でもサービスの利用が可能ですが、売却価格でローンを完済できる(アンダーローン)かどうかが重要です。

金融機関と住宅ローンを契約した際、金融機関側には抵当権という権利が発生します。もし住宅ローンを借りた人が返済が難しくなったとしても、金融機関側が物件を売却し、資金を回収できる権利です。

法律上は抵当権がついたままでも不動産の売却・購入は可能ですが、実際にはそのまま売却はできません。せっかくお金を払って物件を購入しても、住宅ローンを借りた人の返済が滞ると金融機関によって物件を売却されてしまう可能性があるからです。

そこでリースバックでは売却価格でローンを完済し、抵当権を抹消できることが重要となります

反対に売却価格がローン残高を下回るようなら、売却しても抵当権の抹消は難しいです。自己資金でローンが完済できる場合には認められる可能性もありますが、任意売却など他の手段の検討が求められる場合もあります。

まとめ

あなぶきのリースバックは、60年をこえてマンション事業を展開する穴吹興産株式会社が提供するリースバックです。地元に詳しく、安全で信頼できる企業とリースバック契約を結びたい人におすすめといえます。

また賃貸契約中は2年ごとに契約更新をおこなう普通賃貸借契約が結べて、家賃が上昇することもありません。設備の修繕も安心して任せられます。

一方、対応物件はマンションのみ、対応エリアが限られる点には注意が必要です。

リースバックの条件や査定額をよく確かめつつ、自分に合ったサービスかよく検討してみましょう。


◆記事で紹介した商品・サービスを購入・申込すると、売上の一部がマイナビニュース・マイナビウーマンに還元されることがあります。◆特定商品・サービスの広告を行う場合には、商品・サービス情報に「PR」表記を記載します。◆紹介している情報は、必ずしも個々の商品・サービスの安全性・有効性を示しているわけではありません。商品・サービスを選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品・サービススペックは、メーカーやサービス事業者のホームページの情報を参考にしています。◆記事内容は記事作成時のもので、その後、商品・サービスのリニューアルによって仕様やサービス内容が変更されていたり、販売・提供が中止されている場合があります。
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この記事を書いた人

マイナビニュース不動産査定編集部は、家の売却、家づくり、リフォームなど不動産に関わる様々な情報をわかりやすくお届けします。

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